こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。錦織選手の楽天ジャパンオープンの欠場が発表されました。また、現在東京で開催中の東レパンパシフィックオープンに出場していた大坂選手も2回戦で途中棄権となりました。

2018年の全米オープンでは、大坂選手が優勝、錦織選手がベスト4と日本人選手が好成績を収め、日本人として非常に誇らしく思っていたことが、記憶に残っています。錦織選手はフィジカルの状態が、大坂選手はメンタル状態が上向けば、まだまだ世界のトップクラスのプレーを見せてくれると思いますので、2人の復活をぜひ期待したいですね。

さて、46回の今回は対戦相手別攻略法【ストローカータイプ編(前篇)】をお伝えします。

前回、いろんなタイプの選手がいること、そしてそれぞれのタイプの選手に合わせた戦い方をしなければ有利に試合を進めていけないことなどをお話ししました。今回はその中でも、一番メジャーなタイプである「ストローカータイプ」の選手に対する攻略法、考え方についてお話します。

自分も正直このタイプの選手に分類されると思います。今でこそ、ある程度オールラウンドなプレーができるようになってきましたが、ベースはグランドストローカーになります。まずは、このタイプの特徴をおさらいしてみましょう!

〇粘り強いストローカータイプ

・とにかくミスが少なくラリーを続けることが得意

・ボールスピードはそれほどない

・サーブのスピードもそれほどなく、ネットにもあまり出てこない

・体力に自信がある

嫌ですね!本当にこういうタイプは。泥試合万歳!といった感じで、永遠にラリーを続けてきます。かく言う私も若くて体力があったころは「泥」に引き込んで、はめ倒していた時期がありました。ただ、しっかりと対策を取ってこられる相手には、手も足も出ずに負けてしまうということもありました。

つまり、ストローカータイプも弱点がありますので、対策を取れば、「泥」に引き込まれずこちらのペースで戦うこともできます。早速攻略法をお伝えします!

1 ラリー戦が続くことを前もって覚悟しておく

2 相手と同じテンポで打たずに自分のリズムやタイミングでラリーをする

3 リターンで主導権を握る

4 相手のフォア側へのダウンザラインショットを有効に使う

5 積極的にネットについてプレッシャーをかける

1つ1つ簡単に説明していきます!

1 ラリー戦が続くことを前もって覚悟しておく

ベースラインの後方から1発でブチ抜けるほどの威力のあるストローク力のある方には、必要にない考え方ですが、ゲーム全体の7割以上がミスで決まってしまうテニスにおいては、そういう方はむしろ少数派ではないでしょうか。おそらく自分も含めほとんどの方は、そこまでのストローク力は持ち合わせていないと思います。

そこで重要になってくる考え方が「事前にある程度ラリー戦が続くことの心構えを持っておく」ということになります。こういうタイプにとって一番いいポイントの取り方は、「相手がしびれを切らしてミスを連発してくれること」になりますので、その相手に「簡単にミスをしてくれないな」と思わせることが大切です。

2 相手と同じテンポで打たずに自分のリズムやタイミングでラリーをする

私自身が昔このタイプの選手だったので、その時を思い出しながらになりますが、このタイプの選手が好む展開とは・・

あまり速くないラリー展開が好き

フォアに回り込んで相手のバック側へ返球し、ミスを誘うまたはチャンスボールを待つ

③ラリーをできるだけ長くして、体力勝負に持ち込む

これにつきあってしまうと高い確率で「泥」にはまっていき、相手のペースで試合が進んでしまいます。そうならないために、私自身が意識していることは・・

①自分の普段のラリーポジションを確認する(ベースラインのどのあたりか)

②バックハンドに展開された時は、力のあるトップスピンまたはカウンターで返球する。スライスの場合はボールが浮かないようにしっかりと抑えたボールを返球する

③相手の球が短くなったらコートの中に入って打つことを常に意識しながらラリーする

相手に対して、「あなたの好きなラリー展開には付き合わないよ!自分のリズムでラリーしていくからね!それでチャンスがあればどんどんこちらから攻撃していくから覚悟していてね!」というメッセージを送り続けます。

残りは後編でお話しします。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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