こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。11月12日(土)13日(日)に高知県で行われた第34回全国スポーツ祭典テニス大会に兵庫県代表として一般男子シングルスに出場してきました。

この大会は10月の全日本ベテランと並んで今シーズンの目標とする大会でしたし、高知県は私が大学生活4年間過ごした自分にとって第2の故郷で、その地で試合ができることを本当に楽しみにしていました。

今回はそのレビューをお伝えしていきますが、ただ単なる試合の感想などではなく、試合前の事前情報や試合中に何を考えていたのか、どういった戦術でプレーしたのかなど、深堀してお伝えしていきますので、参考にしていただければ幸いです。

結果

※新日本スポーツ連盟のHPにおいて氏名・結果等も後日公表予定ですので、本ブログにおいてもお名前を掲載させていただきます。

1 回 戦 6-4 伊藤 優豊(高知)

2 回 戦 6-0 澤田 俊博(千葉)

準々決勝 6-2 井川 直哉(東海ブロック)

準 決 勝 7-6 山本 諒  (静岡)

決   勝 6-3 秋山 陽 (千葉)

※初優勝

本大会での意識ポイント

1 ストロークにおいてフォロースルーを上方向ではなく、前方に押し出していく(特にフォアハンド)

2 チャンスがあれば、コートの中に入って、打点を落とさず打っていく

3 常に姿勢を低くして動くことを意識する

今大会での意識したポイントは今大会の前週に行われた三木オープンと同様です。全国大会ともなると内容よりも結果に目が行きがちですが、10月に行われた全日本ベテランで「勝つこと」に意識をフォーカスし過ぎてしまったことにより、プレーが守備的になり、自分の実力を発揮できないまま負けてしまったという大きな反省があります。

とにかく上記の意識ポイントを勝っても負けても継続し、それができたかどうかを大会終了後にフィードバックしようと考えました。それでは1回戦から内容を振り返っていきたいと思います。

1 回 戦:6-4

対戦相手:伊藤 優豊(高知)

事前情報:高知県代表の国体選手(とちぎ国体出場)、高知県内の大会で優勝多数

プレースタイル:

・オールラウンド型ストロークプレーヤー

・サイドのフットワーク強みがある

・フォアハンドよりバックハンドが得意

・ネットプレーも固くできる

・サーブはスピードよりもコースと回転重視

戦  術:

①前半はストロークのリズムをつかむためクロスラリー中心にボールを配球する

②バックよりフォアの方が球が浅くなる傾向があるのでフォアをうまく狙っていく

③ボールが浅くなったら積極的にネットにつく

④相手のセカンドサーブにプレッシャーをかけていく

戦  況:

序盤は固さからストロークのミスもあり、0-2スタートとなったが、ラリーのリ    ズムもつかめてきたので、落ち着いてプレーすることを心掛けた。中盤は戦術の②③を中心に攻撃を組み立て、そこから4ゲーム連取し、4-2となった。終盤は相手にサービスをキープされ、4-3となり、自身のサービスゲームでダブルフォルトもあったが、何とかキープし5-3に。その後、5-4からの自身のサービスゲームで戦術②を徹底し、キープし勝利した。

気 づ き

①前半の立ち上がりのミスが多かった。上半身と下半身が連動し、安定したストロークが打てるようにする

②体力勝負の長いラリー戦は分が悪かった。チャンスがあればコートの中に入って打つことを意識しながらラリーする

③バックのクロスラリーが多かった。ダウンザラインを積極的に打ってワンパターンのクロスラリーにならないようにする

④4-3の自身のサービスゲームで連続してダブルフォルトをした。ファーストサーブを入れにいくことが全てではないが、より確率の高いサーブを選択することも考える。また、力んでしまうことが多くなるゲームなので、ポイント間の休憩をきちんと取って、気持ちを落ち着けてからポイントに向かうようにする

2 回 戦:6-0 

対戦相手:澤田 俊博(千葉)

事前情報:県内大会、市民大会優勝多数

プレースタイル

・カウンター型ストロークプレーヤー

・サイドのフットワーク強みがある

・簡単なストロークミスが少ない

・基本的にはしっかりつないでくるが、時折カウンターショットを打ってくる

・ネットにはあまり出てこない

・サーブはファーストサーブから回転重視

戦  術

①2試合目なので立ち上がりからしっかりとラケットを振っていく

②相手のバック側に深いボールを配球し、ストローク戦で主導権を握っていく

③相手のボールが浅くなったらコートの中に入って躊躇なくネットにつく

④相手サーブがそれほど強くないのでコートの中に入ってリターンをする

⑤カウンターショットを打たれても落ち着いてセンター付近に返球する

戦  況:

相手は1試合目こちらは2試合目ということもあり、前半からうまく流れをつかむことができた。ただ、相手のリズムでストローク戦になると苦しい展開になりかねないので、ストロークのテンポを落とさないように打点を落とさないこと、前にしっかり押していくことを意識してプレーした。時折、相手の素晴らしいカウンターショットやフットワークで取られたポイントもあったが、惑わされることなく、上記の戦術を駆使し、ゲーム全体のマネジメントができた自分にとってはナイスゲームだった。

気 づ き:

①1試合目と違い、前半からラケットが振れたので、ストロークに安定感があった

②試合を楽しむ余裕があったので、より積極的にプレーができた

③最大5試合と考えると体力を大きく消耗しない試合も必要なので、30分ほどで終わらせられたことは次戦に向けて体力を回復する時間が多くとれてよかった

     

少し長くなってきましたので準々決勝以降については次回お話しします。準々決勝以降は、相手選手のレベルもどんどん上がっていくので、自身の体力的な問題もあり、より戦術的な部分にフォーカスしてプレーすることを考えました。

最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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