こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。全日本ベテランからはや2週間経ちました。前回のブログでも報告させていただいた通り、全日本ベテランで負けた悔しさは持ちつつも来月名古屋で行われる新体連の全国大会に向けてスタートし、とてもいい練習ができています。全日本ベテランで明らかになった課題をしっかりリカバーして大会当日を迎えたいと思います。

さて、このように現在は心身ともに充実した状態で練習に臨めていますが、実は全日本ベテランから帰ってきてからいろいろとあり、そのことで私自身も大切なことの気づきがありました。今回はかなり個人的な内容になりますが、そのことについてお話ししたいと思います。

1 妻からの一言

全日本ベテランの準々決勝は、10月8日(日)でしたので、当初は負けた当日に帰る予定でしたが、試合で両足を痙攣していたことや、ホテルを予約していたこともあり、結局、その日は名古屋に泊まって翌朝に出発し、昼前には神戸に帰ってきました。9日(月)は祝日で、家族全員が家にいて、予定よりも早く帰ってくることになりましたが、久しぶりの家族との再会をとても楽しみにしていました。自宅に到着してリビングにいる子どもに声をかけ、その後部屋の奥で片付けをしていた妻のところに言って言葉を交わしました。

私「ただいま。いろいろとありがとう。」

妻「お疲れ様。もう遠征はこれ以上ないよね?」

私「来月に新体連の全国大会があるけど・・。」

妻「それはいつのこと?聞いてないんだけど。」

私「いや、以前それは話をしているはずだよ。試合も見に来てほしいっていうことも。」

妻「うーん。覚えてないわ。」

優勝を目標にしていた大会で負け、精神的にも落ち込んでいる状態での妻の一言は、正直かなりこたえました。その時の感情は「怒り」よりも「悲しみ」の方が圧倒的に優勢でした。その後午後から出勤し、帰宅しましたが、妻とはほとんど会話することなく、結局その状態が週末まで続きました。

2 話し合い

このままの状態ではいけない。日々そういう思いが強くなっていました。妻とは普段はとても良好な関係で、ここまでこれほど長い期間(とは言っても3、4日ほどでしたが・・)まともに会話しないことはありませんでした。週末には普通に会話はしているのですが、どこか事務的で、中身のない会話に終始していて、気まずい空気が漂っていましたので、週明けの月曜日の朝に妻にこう切り出しました。「ちょっと話したいことがあるんだけど、夜に時間取ってくれないかな?」妻は「いいけど、何のこと?」と返答してきましたが、私は「その時きちんと話をするので。」と言って、話をしたい内容については言及せずに、そのまま出勤しました。帰宅後、息子はテニスのレッスンへ行き、娘は試験勉強のため、自室に戻ったのでそのタイミングで、妻と話し合いの場を持つことにしました。

3 お互いの気持ちをぶつけ合う

私は月曜日に帰ってきたときの最初の会話のことについて妻の気持ちを確かめるために切り出し、こんなやり取りを交わしました。

私「なんで自分が帰ってきた時の最初の会話であんなことを言ったの?」

妻「日曜日(帰宅の前日)にハヤト(息子)のテニスの試合を雨の中連れて行って、彼がすごく頑張っていたのに、私一人しかいなかったことがつらかった。先月の連休も遠征で今月の連休も遠征、本当は家族で一緒にいたいのにあなたはテニスの試合でいなかった。だからこれ以上は家を空けてほしくないと思ったから確認したの。」

私「9月の遠征(日本スポーツマスターズ)は兵庫県代表で、今回(全日本ベテラン)日本ランキング上位者だけの大会、来月の試合(新体連全国大会)も前年度優勝者としてでる全国大会だから誰でも出れる大会じゃないんだよ。確かに3か月連続して休みの日に家を空けることは申し訳ないけど、そこは理解してほしい。」

妻「私はテニスをしないから、それがどれくらいすごい大会なのか分からなかった。」

私「自分が一番つらかったのは、試合で負けたことより、帰ってから労いの言葉がもらえなかったこと。それと同時に一番応援してほしい人に応援してもらえなかったこと。」

妻「私もいてほしい時にいつもテニスでいないことがつらかった。特に今年は今まで以上にそう思っていた。」

その後も私は私の思いを、そして妻は妻の思いをお互いにぶつけ合いました。気づけば途中から二人とも互いの思いが溢れ出し、涙を流しながら話をしていました。どちらが正しいとか悪いとかではなく、二人の間できちんとした意思疎通ができていなかったことは事実ですが、今回の一番の問題は私が自分のテニスを最優先に生活を送っていて、妻の気持ちをきちんとフォローしていなかったことだったと思います。

これまでも時々妻が冗談っぽく「あなたの一番はテニスで私は二の次ね。」と言われて、「そんなことないよ!」と返していましたが、妻の真意をもう少し汲み取って行動していれば、今回のように妻に不快な思いをさせなかったと反省しました。約1時間の話し合いの結果、お互いの伝えたいことも伝え、理解が深まった時間になりました。

4 テニスより大切なもの

 全日本ベテランから月曜日に帰ってきて、水曜日から練習をしていましたが、練習中も妻から言われたことや、妻との気まずい雰囲気のことが頭から離れずいつものようには集中できていませんでした。確かにボールを打つことで多少は気持ちが晴れた部分はありましたが、いつものように100%テニスを楽しむことができず、モヤモヤした気持ちを持ち続けたままでした。いつものように練習が集中できないことは当然あったのですが、それ以上に日々の生活が全く楽しくなく、仕事から自宅に帰ってくることすら、憂鬱に感じていました。

「テニスがあればあとは何もいらない」そんな極端な考えは流石に持ち合わせてはいませんが、「テニスが自分を支えてくれている」とは思っていました。しかし、今回のことで改めてテニスよりも大切なものがあると気づかされました。それは、いつもテニスに100%の力を注いでプレーできているのは、家族の、特に妻の理解や応援があってのことであると。全日本ベテランで優勝するために足りなかったことが今回のことで見えた気がしました。

5 その後

 妻との話し合いの後は、その時にあったモヤモヤ感も解消され、以前のように練習も100%の状態で行えるようになりました。本当にいろんなことがクリアになって、心身ともに充実した状態で初めてテニスがおもいっきり楽しめるということを改めて実感しています。それと、妻との話し合いの数日後に思い切って妻にお願いしたことがありました。それは来月の私が出場する新体連の全国大会に家族で応援に来てくれないかということでした。

以前も少しその話をした時には、当日別用があって断られていたので、多分ダメだろうと思っていたのですが、用事を調整してくれて来てくれることになりました。先日の話し合いの中で、一度でいいから家族みんなで応援に来てほしいこと、特にテニスをしている息子には全国大会という場で試合をしている父親の姿を見せたいことなどを話していましたので、妻が私の思いに応えてくれたのだと思います。

11月も一人で遠征することを考えていましたので、家族が応援に来てくれることになり、本当に嬉しかったです。いつもの遠征では、常に一人で行動していますので、今回は家族一緒に行動できることを今からとても楽しみにしていますし、試合の方も家族の応援を背に若い選手相手に全力でぶつかっていきたいと思います

最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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