こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。今朝嬉しいビッグニュースが飛び込んできました!西岡選手やりましたね!ATPツアー公式戦の「Eugene韓国オープン・テニス選手権」の男子シングルス準々決勝で、第1シードのキャスパー・ルード選手を6-2 3-6 6-2で倒す番狂わせをやってのけました!ルード選手、世界2位ですよ。これマジですごいことだと思います。この勢いで次も勝って決勝進出してください!

冒頭から興奮してしまいましたが、(笑)少し気持ちを落ち着けて本題に移りたいと思います。53回の今回は、対戦相手別攻略法【トリッキータイプ編(後編)】についてお話していきます。まずは、トリッキータイプの選手に対する攻略法のポイントをおさらいしておきましょう!

1 相手のプレースタイルを認めリスペクトしてプレーする

2 相手の土俵でテニスをしない

3 ポイントとポイントの間に時間をかける

4 攻め急がないようにじっくり攻めていく

5 自分の攻撃パターンを終始貫いていく

前回はトリッキータイプの選手と試合する上での心構えを中心にお伝えしました。今回は、具体的な戦術のポイントについて3番から解説していきますね!

3 ポイントとポイントの間に時間をかける

トリッキータイプの選手は、攻撃パターンが多彩で、予測不能なプレーが大好きです。そのため、それを受けて立つこちら側は、体力的にもメンタル的にもかなり消耗させられます。特に、トリッキータイプの選手の得意パターンでポイントを取られ続けると、フラストレーションがたまり、メンタルが疲弊し、正常な判断ができなくなってきます。

そのならないためにもポイント間の20秒のレストを十分にとって、気持ちを一度落ち着かせてから次のポイントへ向かうということを徹底して行う必要があります。冷静な判断や落ち着いたプレーができれば、1球1球のクオリティはそれほど高くないことが多いので、十分に対処可能です。

4 攻め急がないようにじっくり攻めていく

前述したように、トリッキータイプの選手の対処法のひとつとして、精神的な安定を保って落ち着いてプレーすることをお話ししました。何をしてくるかわからない相手に対しては、どうしてもナーバスになって、攻め急いでしまいがちですが、それが原因でミスをしてしまうと、精神的にも焦りが出て、相手のペースとなってしまいます。

そうならないように1球1球のショットを丁寧に返してアンフォーストエラーを減らす、足を動かして、ボールを最後まで引き付けてしっかり振りきるという基本的なことをいつも以上に徹底してください。そうすることで、こちらのミスが減っていき、逆に相手に焦りが出て、無理にリスクの高いショットを打ってミスが出ることが多くなります。焦らずじっくり攻撃していくことがトリッキータイプの選手攻略の大きなカギとなります。

5 自分の攻撃パターンを終始貫いていく

トリッキータイプの選手は多彩なショットを操ることを得意としているので、その相手に対してショットのバリエーションで対抗するのではなく、自分の攻撃パターンを徹底していく方が、ゲームのリズムをつかみやすいです。

例えば自分のプレースタイルがストローカーであれば、ラリー戦を、ネットプレーヤーならネットプレーを中心に展開していくといった感じです。相手の変則的なプレーに変則プレーで対抗するのではなく、あくまでも自分の得意な正攻法で対抗するということです。

そうすることで、ミスをしてポイントを失ったとしても修正がしやすいですし、メンタル的にも落ち込むことが少なくてすみます。ショット一つ一つのクオリティよりもショットの多彩さが持ち味のトリッキータイプの選手に対しては自分の攻撃パターン(強み)で、勝負していくことを常に意識してプレーしていきましょう!

1~5番でトリッキータイプの選手の対策をお話ししてきましたが、簡単にまとめると「相手のプレースタイルは尊重しつつも、そのプレーに惑わされることなく、落ち着いて自分の攻撃パターンでプレーする」ということになります。また、精神的な安定が勝敗のカギを握るとも言えますので、相手のプレーに過度にナーバスにならないようにすることも重要となります。

それでは、次回は「オールラウンドタイプ攻略法」をお伝えします。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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