こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。冒頭私事ですが、昨日MBS(毎日放送)の予備取材を受けました!先日、地元の神戸新聞の取材を受け、それが記事として掲載されたのですが、それを見たMBSの記者の方から職場に連絡があり、取材を受けることになりました。

まだ、企画段階で実際に放送されるかどうかは未定ですが、テレビに自分が出ることは人生で何度もあることではないのでぜひ実現させたいですね!放送が決まれば、またお知らせしたいと思います。

さて、48回の今回は対戦相手別攻略法【ハードヒッタータイプ編(前編)】についてお話しします。

前回は「ストローカータイプ」の選手に対する攻略法、考え方についてお話しましたが、今回お話しするハードヒッタータイプの選手は、ストローカータイプの選手とは、対策が大きく異なってきます。ハードヒッタータイプの選手に対しても苦手意識を持っている選手は多いように思いますので、傾向を理解し、しっかりと対策を行っていきましょう。まずは、このタイプの特徴をおさらいしてみましょう!

〇ミスを恐れないハードヒットタイプ

・1球1球のストークにスピードがある

・相手のミスを誘うより、自分からウイナーを狙っていく

・サーブやリターンなどの1球目から強いボールを打ってくる

・フィジカルを前面に押し出す戦い方をしない

このような特徴を持つハードヒットタイプのポイントパターン(傾向)を考えてみましょう!

・サーブやストロークのショットスピードで相手にプレッシャーをかけてミスを誘う

・浅くなってきた球を容赦なく打ち込んでエースをねらう

・短い球はアプローチショットからネットに詰めてボレーやスマッシュで仕留める

といった感じです。では、どういった対策を取ればいいのでしょうか。

1 エースを取られても気にしない

2 1本でも多く返球し、たくさんボールを打たせる

3 相手の速いボールに対して見切りが早くならないよう最後までボールを見て打つ

4 カウンターショットを狙っていく

5 エッグボールを有効に使い、バックハンドにボールを集める

それでは1つずつ簡潔に解説していきますね!

1 エースを取られても気にしない

ハードヒッタータイプの選手はとくかくボールを強く打つこと、エースやウイナーを狙っていくことをプレースタイルの中心としていますので、ストローカータイプの選手なら絶対打ってこないであろう、ベースラインの後方であっても躊躇なくハードヒットしてきます。しかも時にはそれが、信じられないくらいどんどんと入ってきて全く手も足も出ないポイントやゲームが続くことがあります。

しかし、ここで重要な考え方があります。それは「そのエース級のショットが最初から最後までミスなく入り続けることは絶対にありえない」ということです。この考え方を持っておくだけでも、ハードヒッタータイプの選手に対する大きな対策となりうるのです。

よく、ハードヒッタータイプの選手に負けた相手からこのようなコメントを聞くことはありませんか?「相手のハードヒットが全部入ってきて、まったくポイントとれずに負けてしまった」これは真実でしょうか。負けた本人は10割とは言わなくても印象として、7~8割以上エースでポイントを取られて負けたと思っていることが多いですが、実際は、取られている半分以上のポイントは自分のミスなのです。

数本のエース級のショットの印象が強く残り、それがほぼすべてと間違った認識をしており、実際はエースを取られまいと無理に難しいショットを打って自分からミスをしてしまっていることが非常に多いのです。そういう状況がよくあると感じるのであれば、試合をスマホ等で録画して、相手のエースと自分のミスを数えてみれば状況がよく理解できると思います。

とにかく、相手に決められても「ナイスショット!」と言って、気持ちを切り替えて次のポイントに向かっていくということが、徐々に相手にプレッシャーをかけていくことになりますので、ぜひそのように実践していきましょう!

2 1本でも多く返球し、たくさんボールを打たせる

1番でもお話ししましたが、ハードヒッタータイプの選手と試合をすると、確かに他のタイプの選手と比べエースやウイナーを取られることが多くなります。しかし、同じ取られるポイントであっても、まったく触れずエースを取られるのか、少しでもラケットに当てられるのかでは、相手が持つ印象が大きく変わってきます。

ノータッチでエースを取れるとハードヒッタータイプの選手はどんどんと気持ちが乗ってきて、さらに鋭い球が返ってきます。また、これくらい打てばエースになると考えてさらに心にも余裕が出てきます。しかし、1本でも多く返球すると、「もっといいところに強いボールを打たなければいけない」という意識が働いて、力が入ってミスが多くなってきます。

このタイプの選手は長いラリーは好まないので、1球でも多く返球し、できるだけ長いラリー戦に引き込みましょう。そうすれば、少しずつラリーのペースがこちらに傾いてきます。エースを取られても我慢強くプレーしていきましょう!

残りは後編でお話しします。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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