こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。今回は鉄人式働き方改革【人間関係編】PRAT4として、仕事を円滑に進めていくにあたって、表のキーパーソンと影のキーパーソンを見極めることの重要性について話を進めていきます。是非参考にしてください!

現場時代でも現在の行政の仕事でも難しい案件というものは必ず存在します。現場時代で経験のあったことであれば、校内の指導方針や指導方法を大きく変換しようとしたこと、行政では、新規事業の立ち上げや県の幹部職員が同行する複雑な行程が絡む出張の計画や事業の立案などがそれに当たりました。

現場時代で特に骨の折れた体験は、校内でほぼ機能していなかった生徒指導体制の強化と新たな指導方法の導入において、それに賛成する職員と反対する職員との軋轢の狭間に立たされたことでした。

私としては、今までの生徒指導では、統一した指導ができずに、いつまでたってもここで頑張りたい生徒が頑張れる環境が作れないと考えて、新しい指導方法を積極的に推し進めていきましたが、それに反対する職員の猛反発を受け、自分の議論の進め方の稚拙さに身をもって感じたことがありました。

もちろん管理職には後ろ盾になってもらっていましたが、管理職はあくまでも表のキーパーソンであって影のキーパーソンではありません。当時の影のキーパンソンは、私と同じ教科の男性教諭で、彼を慕っている職員も多く、発言力があり、何かと議論の中心にいた人でした。

この議論を進めるにあたって彼の意見も事前に伺ったうえで、自分の考え方を誠実に伝えていれば、もう少しうまく議論が進んだのかと思いますが、彼にほとんど相談することなく議論を進めてしまったので、結局足を引っ張られて議論が停滞してしまいました。

最終的には、校長の決裁で新しい指導法が導入されることになりましたが、結果的に職員同士の対立が深まり、後味の悪い形となってしまいました。

次に行政での失敗談を一つお話します。県の幹部職員を同行しての県外出張のことです。日中の予定を順調にこなして、後は帰る手筈を整えるだけの段階となりましたが、午後の視察が長引いて、帰りの便の時間変更の必要が生じました。

同行している職員は私や私の上司、別課の職員の数名で、私は上司と共に県幹部職員の随行で一緒に帰ることになっていましたので、上司にはその旨を伝え、了承を得て、別課の職員にはその旨を報告し、帰路に着きましたが、私の取ったその行動が同行していた別課のある職員の逆鱗に触れ、後日非常にきついお叱りを受けました。

彼が言うには、彼の所属する課への事前の連絡・調整が不十分だったということでした。確かに、帰路の時間が迫っていたこともあり、私の直属の上司には相談して了解は得ていたのですが、その職員には事前の相談というよりは、その場で状況説明と結論の部分だけしかお伝えしませんでした。

時間がない中で、最低限の連絡と説明は行ったつもりでしたが、彼にとっては自分が蔑ろにされたと感じたのでしょう。私のこの失敗の教訓はきちんと人を見て、事前の相談や報告の度合いを考えなければいけないということでした。

私の今回の行動で、特に問題がないと考える人もいれば、そうでないと考える人もいます。実際に当時の状況から考えても、時間を取って他課の職員に相談するということは難しかったのは事実ですが、彼は事前に連絡相談をするというところに非常にシビアな人間でした。

彼は非常に面倒見がいいところがある反面、自分の知らないところで事が進むことを極度に嫌う人でした。しかも、彼は以前、私と同じポジションで仕事をした経験があって、私の仕事も熟知しており、今回のパターンでいけば間違いなく彼が影のキーパーソンでした。

そのことをしっかり理解し、時間のない中でも事前に相談し、彼の理解も得た上で、直属の上司の了解を得るという順序でいけばお互い不快な思いをせずに仕事を進められたと反省しています。

「面倒くさいことを放っておくと後でさらに面倒なことが起こる」これは常日頃から自分に言い聞かせていることなのですが、殊更仕事のことになると、致命傷になりかねませんので、自分の進めたい事業の方向性や議論があれば、表と影のキーパーソンを見極めて、慎重かつ確実に進めていくことこそ、結果的に自分の仕事をやりやすくし、業務の効率化にも繋がっていくと思います。

表のキーパーソンは基本的には決裁者ですので、分かりやすいですが、影のキーパーソンを見極める目を持つためには普段から他の職員との関係づくりが非常に大切になってきます。しっかりその目を養っていきましょう。

まとめ

・職場には必ず表のキーパーソンと影のキーパーソンが存在する

・自分が思い描く事業や議論の方向性があれば、事前に影のキーパーソンの理解を得ておくこと

・影のキーパーソンを見極める目を養うためには普段から他の職員との関係づくりが大切である

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