こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。今月末から始まる全米オープンに錦織選手はやはり欠場するようですね。分かっていましたが、とても残念なニュースです。彼のプレーは、クレバーかつアグレッシブで見ていてワクワクしますし、ボールの入り方やポジション取りなど参考になるところもたくさんあります。しっかり怪我を治して、またコートで元気な姿を見せてほしいですね。さて、17回の今回は「テニスと家庭生活の両立【PART1】」についてお話しします。
これまでの回では、主に自身のテニスに対する取り組みを中心にお話してきました。自分でもよくここまでやりこんでいるなと思いますが、これほどまで自分がテニスに専念できているのは、家族(特に妻)の理解があってこそです。ただ、当初は妻も諸手を挙げて応援してくれていたわけではなく、自分が週末に練習や試合に行くたびに不満を漏らしたり、不機嫌になったりすることもありました。テニスを頑張りすぎることで、家庭不和に陥り、自分を最も応援してくれるはずの家族から見放されては元も子もありません。まさしく前回お話しした私が最も避けたい「トラブル」状態になります。
そうならないために私がテニスと家庭生活を両立するにあたって心がけていることをお伝えします!
1 練習の有無に関係なく、決められた家事を積極的にやる
2 子どもとのかかわりを十分に持つ
3 妻との毎日のコミュニケーションを大切にする
4 妻のやりたいことを応援する(否定しない)
5 定期的に家族でお出かけする
自分で言うのもなんですが「模範解答」ですね(笑)それでは模範解答の解説を簡単にしていきます!
1 練習の有無に関係なく、決められた家事を積極的にやる
我が家では妻もフルタイムで仕事をしているので、家事や育児については、これまでも私なりには積極的に分担してきたつもりでした。しかし、私がまだ高校で務めていた頃、部活動の指導で週末いないことが多く、妻の家事・育児の負担が増え、そのストレスもあってか、つまらないことで喧嘩や口論をすることもありました。当時は、「自分はただ、仕事を頑張っているだけなのに・・」「そんなことでイライラするなよ・・」と思っていましたが、今思えば、妻への配慮が足りなかったように思います。自分の周りでも部活動指導をやりこみ過ぎて「部活離婚」となった夫婦が結構な数いました。私もそのまま「我」を通して、妻の気持ちを汲み取らなかったらそうなっていたかもしれません。甲子園や全国大会常連校の指導者が取り上げられ、美談のように語られていることがありますが、私は彼らを支えている家族の存在を決して忘れてはならないと思っています。
現在は仕事ではなく、自分の好きなテニスをやらせてもらっているので、家事・育児については尚更きちんとやる必要があると考えています。平日の朝練習に行く時は、出発前に決められた家事(洗濯物の整理、風呂掃除、食事の準備、片付けなど)をやってから行くようにしています。週末も練習やトレーニングが終わるとまっすぐ家に帰り、一通りのリカバリーが終わったら、1時間ほどかけて必要な家事を行い、その間は、妻にはゆっくりしてもらうようにしています。感謝の気持ちは言葉ではなく、行動で示さなければ意味がないと思います。この甲斐があってか、妻も私が練習に行く時にちゃんと「いってらっしゃい!」と言ってくれるようになりました(笑)また、子どもに対してもとても優しくなり、家庭内が以前にも増して、心地よい癒しの空間になっています。
2 子どもとのかかわりを十分に持つ
私には中学3年生の娘と小学4年生の息子がいます。娘は吹奏楽を息子はテニスを頑張っています。発表会や試合、それぞれの学校行事などがありますが、仕事上、どうしても都合がつかないとき以外は必ず参加するようにし、試合や練習もできる限り子どもの行事と重ならないようスケジュールを組むようにしています。子どもに「自分のことよりもテニスの方が大切なんだ」と思わせないようしています。
また、普段から学校であったこと、部活のこと、友達のこと、進路のことなど親子で話をするようにしています。娘は思春期真っただ中で親(特に父親)を毛嫌いする年ごろではありますが、幸いちゃんと話をしてくれています(笑)息子は現在週5回のテニスレッスンに通っていますが、迎えは必ず行くようにしているので、帰りの車の中で、テニス談議(たまに説教!?)に花を咲かせています。
子どもはあっという間に大きくなっていきます。子どもとのかかわりも瞬間瞬間を大切にして、自分の心に刻んでいくようにしています。そして、子どもと、いいかかわりを持っていくと自分の頑張っていることも応援してくれるようになります。自分が試合に行く時の子どもの「パパ頑張って!」の一言が自分の大きなエネルギーになっています。
少し長くなってきましたので、続きはPART2でお話しします。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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