こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。昨日に続いて西岡選手の嬉しいニュースです!シングルス準決勝で、世界ランキング222位のコバセビッチ(米国)選手を6―3、4―6、6―3で破り、決勝に進み、2018年9月の深センOP(中国=ATP250)以来、約4年ぶりとなるツアー制覇に王手をかけました!決勝はシャポバロフ選手でかなりの強敵ですが、ここまで来たら、優勝いっちゃいましょう!西岡選手!頑張ってください!
さて、54回の今回は、対戦相手別攻略法【オールラウンドタイプ編(前編)】をお話ししていきます。いきなりネガティブなことを言いますが、このタイプの選手の攻略法はかなり難しいです。もちろんオールラウンドのレベルにもよりますが、ショットの穴が少なく、これまでのタイプの選手のように弱点を積極的についていくという攻撃パターンが通用しない場合が多いです。
世界的に見ても、ダブルグランドスラムを達成しているジョコビッチ選手は究極のオールラウンドプレーヤーと言えます。同じく、ダブルグランドスラムを達成しているナダル選手も昔のようなストローク一辺倒のテニスではなく、サービス、ネットプレーを強化し、強力なストロークをベースとしながらもオールラウンドにプレーしています。
逆に過去に史上最強との呼び声が高かったサンプラス選手ですが、ウインブルドンや全米オープンなどの速いサーフェースでは無類の強さを発揮しましたが、レッドクレーの全仏オープンでは結局決勝進出すら一度もできませんでした。
複数回のグランドスラマーで言うと、レンドル選手、ベッカー選手、エドバーグ選手、クーリエ選手なども得意、不得意のサーフェースがはっきりしていた選手でしたね。話がそれてしまいましたので、本題に戻ります。まずは、オールラウンドタイプの選手の特徴を復習しましょう!
〇すべてのショットを満遍なくこなせるオールラウンドタイプ
・ストローク、ネットプレー、サーブなどのショットを満遍なくこなし、ショットの穴が少ない
・ポイントを取るパターンを多数持ち合わせている
・自分のリズムやパターンで試合を進めていく
・どのサーフェースにおいても安定したプレーができる
では、対策を考えていきましょう!
1 簡単にポイントが取れると思わない
2 プレーをしながら相手の苦手ショットを探っていく
3 自分の得意なショットを中心にゲームを作っていく
4 緩急をうまく使ってプレーする
5 うまくいかなくなった時のためにゲームプランを複数持っておく
それでは1つずつ解説していきます!
1 簡単にポイントが取れると思わない
まずは心構えからです。オールラウンドプレーヤーは数ある選手タイプの中で間違いなく最強です。苦手なショットも少なく、攻撃のバリエーションも豊富で、一筋縄ではいかない相手です。試合の入り方が緩慢だと一気に試合の流れを持っていかれることもあります。難しい試合になる、簡単にポイントは取れないということを心に留めて、試合に入りましょう。
2 プレーをしながら相手の苦手ショットを探っていく
ショットに穴が少ないオールラウンドプレーヤーであっても、ベースとしているプレースタイルがあり、その日によって調子の良し悪しも当然あります。どのようなプレーをするかの情報があれば、事前にそれを頭に入れておいて、ゲームプランを考えておきます。
それがなければ、最初の数ゲームは、無理をせずにしっかりとラリーをしていくことが大切です。相手の得意ショットだけでなく、苦手なショットを探り、中盤から後半のゲームプランに活かしていきます。
プロ選手の試合を見ているとまさにそんな感じで、序盤からエンジン全開というよりは、自分のサービスゲームのキープを第一に考えながらも、相手の調子を探りながら、ゲームを作っていくということをしています。ショットの選択においても安全なクロスショットやネットの高いところを通すなどして、アンフォーストエラーをしないようにしています。とても参考になるので、ぜひ真似をしていきましょう!
残りは後編でお話しします。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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