こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。台風が過ぎていきましたね。昨日の日中はかなり強い風が吹いていましたが、自宅周辺は大きな被害はなかったようです。それと合わせて、朝がかなり涼しくなってきました。いつも朝散歩の時は、半そで半ズボンの軽装で行くのですが、今日は肌寒かったです。寒暖の差が激しいと体の体温調節機能に負担がかかり、体調が崩れやすくなりますので、十分気を付けたいと思います。

さて、43回の今回は「サーフェース別攻略法【クレーコート攻略編PRAT1】」をお伝えします。クレーコート攻略法と言いながら、現在クレーコートの試合自体が少なくなっており、今年も1試合のみの出場しかありませんが、ジュニア時代お世話になったテニスクラブのサーフェースはアンツーカー(レッドクレー)でしたし、近所にあるよく練習している公営のコートもクレーコートなので、そのあたりの経験を踏まえてお話ししていきます。まずは、クレーコートの特徴をおさらいしていきます!

〇クレーコート(アンツーカーコート)

・土を固めた地面の上に石灰石とレッドクレーを敷いたコートである

・バウンド後、ボールのスピードが落ちやすいため、長いラリーになりやすく、打ち合いに強い選手が有利である

・スピンがかかりやすいため、スピンをしっかりかけたショットが有効なコートである

一言でいうとクレーコートは、オムニコートハードコートと比べ、難易度が高いコートです。理由としては

①イレギュラーバウンドが多く、ラリーのリズムがつかみづらい

②ボールスピードが落ちるので、カウンターショットが打ちづらい

③晴天によりコート表面が乾くと足元が滑りやすく、かつボールが跳ねるが、雨天の後など、コート表面が湿るとバウンド後のボールスピードが極端に低下し、また跳ねないなど、天候によってコートの性質が大きく変わる

上記のことを踏まえて意識するポイントは以下のとおりです。

1 イレギュラーバウンドを想定し、丁寧に足を動かして、打点を一定させることを意識する

2 ボールを最後まで見て引き付けて打つことを意識する

3 ラリーが長くなることを想定し、粘り強くプレーすることを心掛ける

4 エッグボール中心にラリーを組み立てていくことを考える

5 ドロップショット、ショートクロス、意表を突いたネットプレーなど多種多様なショットを展開する

それでは1つ1つ簡単に解説していきます!

1 他のコートよりも丁寧に足を動かして、打点を一定させることを意識する

クレーコートで上手くプレーするために一番大切なことは丁寧なフットワークを意識するということです。オムニコートやハードコートではイレギュラーバウンドがなく、ボールの弾道が予想しやすいので、多少フットワークが雑になっても、それだけで直接ミスにつながるということは少ないですが、クレーコートで同じようにすると、ミスに直結していきます。

常にイレギュラーバウンドが起こることを想定しながら、足を動かして、丁寧に打点に入ること、つまり打点を一定させることに意識を集中することが大切です。「ボールの弾道の予測」+「想定外のイレギュラーバウンドへの備え」+「常に同じ打点でとらえる意識」これがスムーズに行えるようになると、ショットの安定性は増し、一つ一つのイレギュラーバウンドにイライラしなくなります。

2 ボールを最後まで見て引き付けて打つことを意識する

他のコート以上にクレーコートで多いミスは、「フレームショット」によるボールコントロールミスです。なぜ、他のコートに比べ、フレームショットが増えてしまうのかというと、ボールの見切りが早いこと、分かりやすく言うと、大体この辺にボールが来るなと予測して、最後までボールを見ずに、早めにラケットを振り出してしまうことにあります。

他のコートにおいては、イレギュラーバウンドがないのでボールの弾道を予測して「線」でボールを捉えていきますが、イレギュラーバウンドが多いクレーコートでは、それに加えて、ボールを最後まで引き付けて「点」で打つことが求められます。また、詳しくは後述しますが、ボールを引き付けて打つことで、安定性に加え、威力のあるボールも打つことが可能になります。

イメージとしては他のコートよりもワンテンポボールを待って、体により近づけて打つといった感じでしょうか。この感覚を上手く掴めると、球足が比較的遅いオムニコートでも活かせる技術になってきます。

残りはPART2でお話しします。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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