こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。冒頭個人的なことですが、ブログを書いている本日(11月8日)が、44歳最後の日になります(笑)そうです。明日で45回目の誕生日を迎えます。44歳の1年間を振り返ってみて、あっという間の1年であったと感じていますが、同時にいろんなことにチャレンジしたり大きな出来事があったりした1年だったと思います。

このブログを始めたのも44歳、日本ランキングで初めて1位になったのも44歳、Twitterを始めたのも44歳(だいぶ遅いですね!)その他にもたくさん経験させてもらいました。

今回は44歳最後のブログなのでいつも以上に心して!?書きますのでよろしくお願いします!ということで今回はお悩み解決編の「ノーアドバンテージ攻略法」についてお話しします。

私も大学に入るまでノーアドバンテージの試合形式がなく、初めてノーアドバンテージが採用された試合に出場した時にデュースゲームと同じ感覚で試合が進められず、ノーアドになると全くポイントが取れない状態となる「ノーアド恐怖症」に陥ったことがあります。

現在ベテランJOP大会では、全日本ベテランを除き、ほぼすべての試合がノーアド方式で行われています。ノーアド方式を攻略しない限りJOP大会を攻略することができないため、どうすればノーアドに強くなれるのか、日々苦悩していました。その苦悩のおかげで自分なりの「ノーアド攻略法」を身につけることができ、ノーアドゲームでの戦績も飛躍的に向上しました。

お悩み

「ノーアドバンテージの攻略法(考え方)が分からない」

処方箋

「ノーアドは短期決戦なので精神的な割り切りや思い切りそして納得感をもってゲームを進めていく」

ポイント(意識すべきこと)

1 ゲーム全体のマネジメントは持ちつつも、ノーアドは1ゲーム4ポイント先取の短期決戦であるという意識を持つ

  →「このポイントは攻撃的に」「このポイントはペースを落としてラリーする」などポイントごとにより明確な戦略をもってゲームを進めていく

2 1ゲームを2ポイント単位で考え、1-1(15オールや30オール)となればよしと考える

  →短期決戦ではあるが、すべてのポイントを取りにいこうとしない

3 1-0(15-0)や2-1(30-15)になった場合は、1ポイントの余裕があると考え、思い切ったショット選択(サーブ&ボレーやダウンザラインショットなど)をしていくことも考える

  →失点しても1-1(15-15)、2-2(30-30)なので、よしと考える

4 0-1(0-15)や1-2(15-30)となった場合は「次取ってイーブンになれば問題なし」と考える

  →ポイントをリードされて、焦らずにゲームを進めていくことが大切なので、ポジティブな思考を常に持つ

5 40-40となった時は、一番ポイントが取れるパターンでの攻撃をベースとして考える

  →ノーアドになったとたん、急に相手のミス待ちの守備的テニスとなることがあるが、その場合、ポイントを失うと精神的なダメージが大きいので、ポイントの得失ではなく、どうすれば一番ポイントが取れるかという戦略的視点を常に持って臨むことが大切である

6 ノーアドでは精神的な「割り切り」「思い切り」「納得感」がより必要となる

  →ノーアドでゲームを落とした時に「ナイストライ。次はいける」と考えられれば納得感がある。逆にとられたゲームを引きずっている場合は、精神的な「割り切り」「思い切り」が不十分であると考える

いろいろとお伝えしましたが、要は「ポイントに対する考え方(認知の仕方)」の問題であると言えます。同じ0-15であっても、「次ポイントを失うとこのゲームはもう取れないな」と思うのか「次取ったらイーブンだから問題ない。取られても次に取ればまだチャンスがある」と考えるのでは、その後の展開が大きく違ってくるでしょう。

昔「ノーアド恐怖症」に陥っていた頃の私は確実に前者の考え方でした。また40-40は、デュースゲームと違いその1本を取った取られたで、ゲームが決まってしまうので、緊張感が高まる瞬間ですが、「割り切って」「思い切って」ショット選択をしていくことで、失点したとしても納得して次のゲームに進んでいけます。この精神状態になればノーアドは全く怖くありません。

いろんなノーアドの試合を見て思うことは、ノーアドに弱い人(昔の私)に限ってノーアドになった瞬間に相手任せのミス待ちテニスになってしまい、結局取られてしまうことが多いということです。そして試合が終わってから「あのノーアドゲームを取っていたら勝っていたな~」などと話しているのです。

それではどうすれば40-40になっても平常心でできようになるかと言えば、場数をこなす、つまりノーアドゲームのマッチ練習をたくさん行って、その状況に慣れていくというのが一番の近道だと思います。

私もノーアド形式の試合が続くシーズンではマッチ練習もデュースゲームではなく、上記の1~6は常に意識しながらノーアド形式で行います。そうすることで、徐々にその状況やゲームの流れにも慣れていき、本番でも過度に緊張することなく、「割り切り」「思い切り」の精神でゲームを進めることができるようになります。是非参考にしていただき、ノーアドゲームを攻略してください。

最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

※ブログの感想やご意見を下記のコメント欄にいただけると嬉しいです。時間は多少いただく場合はありますが、必ず返信させていただきます。

テニス人気ブログランキングに参加中です。よろしければワンクリックをお願いします!


テニスランキング