こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。GoToトラベルに代わる「全国旅行支援」の期間が、10月11日から12月下旬までに決まりましたね。ワクチン接種や陰性証明などの条件もありますが、旅行好きの私にとっては嬉しいニュースです。来月の全日本が終わった後に、早速温泉旅館を予約しました。今からとても楽しみです!
さて、49回は前回の続きで「対戦相手別攻略法【ハードヒッタータイプ編(後編)】」についてお話ししていきます。これを読んでいただくことで、ハードヒッタータイプの選手に対応法が身につくはずです。しっかり理解していきましょう!早速前回のおさらいです。
1 エースを取られても気にしない
2 1本でも多く返球し、たくさんボールを打たせる
3 相手の速いボールに対して見切りが早くならないよう最後までボールを見て打つ
4 カウンターショットを狙っていく
5 エッグボールを有効に使い、バックハンドにボールを集める
2番まで説明しましたので、今回は3番からいきますね!
3 相手の速いボールに対して見切りが早くならないよう最後までボールを見て打つ
前回、ハードヒッタータイプの選手との試合の中で、数本のエース級のショットの印象が強く残り、そうさせまいと、無理に打ちにいってしまい、自分からミスをしてしまっていることが非常に多いということをお話ししました。
その具体的なミスの原因は「ボールの見切りが早くなり、適切な位置までボールを引き付けて打てていない」ということになります。
私も経験があるのですが、速いボールを打つ相手と対峙した場合、振り遅れてはいけない、またはより強いボールで返球しなければいけないと考えてしまい、通常の打点よりも前で捉えすぎてしまい、ミスショットになったり、力のないボールになってしまい、さらに攻撃されたりということがよくありました。
コートサーフェースにもよりますが、よほど球足の速いコートでなければ、落ち着いてボールを見て打てば、通常のラリーであれば十分対応可能なことが多いです。ただ、それでも通常のストロークタイプの選手に比べボールスピードのあるハードヒッタータイプの選手に対してどのように対処していけばいいのでしょうか。
その一つの答えとして、いつものポジションより半歩(50センチほど)下がって構えるということです。そうすることで、最後までボールを見て打つことが容易になり、ラリーのリズムが作られていくとともに、相手に対してさらに強いボールを打たなければいけないとプレッシャーを与えることもできます。
4 カウンターショットを狙っていく
ハードヒッタータイプの選手は基本的には攻撃重視です。これは裏を返せば、攻撃に比べて守備は苦手だというとこになります。1球でも多く返球したり、ポジションを下げたりして対応するなど、こちら側の守備戦術も当然大切ですが、これだけでは、相手任せのテニスになってしまい、相手の調子が良ければ最終的に打ち抜かれて負けることに繋がります。
そこで、守備戦術だけでなく、攻撃戦術を取り入れ、相手に守備をさせることでより相手にプレッシャーをかけていくことができます。その一つがカウンターショットになります。カウンターショットを打つためには、
①相手のボールスピードを利用すること
②自分の一番力の入る打点でとらえること
③インパクト後にラケットを前に押し出すこと
などがポイントですが、ハードヒットタイプの選手は、ボールスピードがあるので、3番で説明した通り、少しポジションを下げて、適切な打点で打つことができれば、カウンターショットが発動しやすくなります。相手に守備についても意識させていくと、より強いボールを打とうとして、ミスを連発することが多くなり、より有利な試合展開に持っていくことができます。
5 エッグボールを有効に使い、バックハンドにボールを集める
ハードヒッタータイプのほとんどが、強力なフォアハンドを持っていますが、バックハンドはそれに比べて威力が劣っていることがほとんどです。その理由は、よりポイントが取りやすいフォアハンドを中心にゲームを組み立てていくので、純粋にバックハンドを打つ頻度が少ないためです。
しかし、フォアハンドを強く打っているので、バックハンドも同じように強く打っていかないと、自身のリズムが作れないので、ハードヒッタータイプの選手はフォアハンド程クオリティの高くないバックハンドも強く振っていく傾向が強いように思われます。そうであれば、苦手なバックハンドの力の入りにくい、高い打点をたくさん打たせてミスを誘っていけば、よりストレスを与えることができます。
これは、こちらが守備的な場面でも、攻撃的な場面でも有効なショットになります。守備的な場面では、バックハンドに配球することで無理に打ちにいこうとしてミスにつながることが多いですし、攻撃的な場面では、相手が苦手な守備をさせていくことができます。カウンターショットに加え、エッグボールをマスターできれば、ハードヒッタータイプの選手は、むしろ戦いやすいタイプになっていきます。
1~5番を実践すれば、私自身がそうであるように間違いなくハードヒッタータイプの選手に対する勝率がアップします。しかも展開的にこちらがはめ倒すことが多くなるので、試合後は結構爽快な気分になります(笑)ぜひこの爽快感を味わえるように練習に取り組んでみてください!
それでは、次回は「ネットプレータイプ攻略法」をお伝えします。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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