こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。土曜日の試合を終えて神戸に帰ってきました。この大会の結果をSNSなどで報告させていただきましたが、たくさんの方から祝福のご連絡をいただき、本当に優勝したんだなと少しずつ実感がわいてきました。
今回も大会レビュー編PART2として準々決勝から大会を振り返っていきますが、準々決勝からはさらに激戦で、戦術的な視点を持たずにプレーしていたなら確実に負けていました。戦術的視点を持ってプレーすることの大切さ、またその楽しさなどを少しでもお伝えできたらと思っています。それでは、準々決勝を振り返っていきます。
準々決勝:6-2
対戦相手:井川 直哉(東海ブロック)
事前情報:実業団選手、県内大会優勝、全国大会出場経験あり
プレースタイル:
・ヘビートップスピン型ストロークプレーヤー
・ベースライン後方から強烈なトップスピンのボールを打ってくる
・強靭なフィジカルを持っている
・ストロークミスがほとんどない
・カウンターショットはあまり打ってこない
・ネットにはあまり出てこない
・サーブはファーストサーブスピード重視、セカンドサーブは回転重視
戦 術:
①重いスピンボールを打ち続けてくるので、ベースラインから下がらないようにする
②相手のスローペースに合わせることなく、早いテンポで攻撃していく
③サーブ&ボレーを含め積極的にネットプレーにトライする
④意図的に浅いボールを打って、相手にスライスショットを打たせる
⑤リターンから攻撃していく意識を持つ
戦 況:
相手は1回戦6-0、2回戦6-1と持ち前のヘビートップスピンで相手を寄せ付けず快勝し、準々決勝に進出してきた。こちらも2回戦で自分のテニスをしっかりできたので、調子が上向いた状態で試合を迎えた。
試合前の練習で、ストロークにしっかりスピンのかかった重たいボールで、後ろでの長いラリーをしても勝ち目がないことは理解できたので、早いペースで自分のリズムのラリーをしていくことを意識した。
案の定、相手のサービスゲームで始まったファーストゲームは、相手の重たいストロークに押されて、簡単にキープされたので、2ゲーム目の自身のサービスゲームから、早いテンポでのストロークを展開し、サーブ&ボレーも織り交ぜて、サービスキープをした。
ポイントは3ゲーム目で、このゲームでこちらの流れになるか、相手の流れになるかの1つの分かれ目のゲームだった。上記の戦術を駆使し、リターンから攻撃的な展開ができてブレークポイントを掴んだ。結局キープされたが、流れを引き寄せられたゲームとなり、その後も一進一退の展開となったが、5ゲームを連取し、6-2で勝利した。
気 づ き:
①相手の深く重たいストロークの対応として、こちらから先に攻撃を仕掛けていくことができた
②パッシングショットを抜かれても、積極的にネットに出続けたことで、相手にプレッシャーをかけられた
③ベースラインの後方でのラリーを得意とする相手に対しては、短いボールが有効であることが分かった
④自分の戦術がうまく嵌ってゲームを優位に進めている時に、それを継続していくことに意識を集中できた
準々決勝の相手は、地元(岐阜県)では有名な実業団選手で、全国大会にも出場経験があり、間違いなく非常に手強い相手でした。彼の強みは回転のしっかりきいた重たいストロークで、おそらく彼自身もそのことは理解し、そのプレーを徹底してきていました。
私も以前はベースラインでの後方での打ち合いをベースにするタイプで、今でも苦手ではありませんが、この試合でそれをやっていたとしたら、ストローク力に勝る相手ペースとなり、完敗していたと思います。
相手の得意な土俵からこちらの得意とする土俵へうまく引きずり出せたのが勝因となりました。普段からトライしている「攻撃的なテニス」の成果が出た内容で、ナイスマッチだった思います。
少し長くなってきましたので準決勝については次回お話しします。準決勝の相手は、浜松市のトップ選手で今大会の第1シードの選手でした。力強いサーブとストロークを武器とする相手で、難しい試合になると予想していましたが、対戦相手以上に「ナイトマッチ」の対応に非常に苦慮した試合でもありました。前半大きくリードされてから、どのように考え、逆転に結び付けていけたのか次回詳しくお話しします。
最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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