こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。仕事はじめから1週間が経ち年末年始のゆっくりとした時間から少し慌ただしい時間にも少し慣れてきたころになります。来週の火曜日から今年初めてのベテラン大会も控えており、仕事とテニスを両立しながらいい意味で少し緊張感のある刺激的な毎日を過ごせています。
さて、今回は前回お話しした「いい習慣」を長期間継続していくためのちょっとしたコツをお伝えしていきます。自分の生活にとっていい習慣と分かっていても、それが長期間にわたって継続していかない限り、体調や生活の質の向上を実感するところまでは中々いくことは難しいと思います。それでは長期間いい習慣を継続していくために必要なことは何でしょうか。
いい習慣を継続する=意志の力と考えている人が多いようですが、それは100%とは思いませんが、基本的には間違った考え方であると言えます。私もテニス仲間や職場の方から私の練習やトレーニング、食生活などの話をすると「ストイックですね!」とか「中々真似できない!」などと言っていただくことが多く、彼らから言わせると私だからできる特別な行為ととらえておられるようですが、私自身の認識は少し違っています。
もちろんここまでできるのは、テニスという競技において確固たる目標があり、その目標の達成の実現に向けて継続しているということは事実ですが、そのためだけに苦行のように続けているのでは決してありません。早速ですが、いい行動からいい習慣にしてそれを継続して日々の生活のルーティーンに落とし込んでいくためのコツをお伝えします!
それは・・・
いい習慣にしたい行動と心地よい感覚(楽しい・美味しい・気持ちいい)をセットにして続けていく
逆に失敗するパターンとして・・・
ひたすら苦しいこと我慢して自分の意志に頼って続けていこうとする
例えば、練習やトレーニングについて、私は自分をギリギリまで追い込んでまで行うことはありません。いつもちょうどいい楽しい、気持ちいいという感覚を残した状態で終えるようにしています。特にトレーニングは、あまり追い込んでやりすぎると、次にやる時に少し億劫になって何かと言い訳をつけて、やらないようになり、やらないことが習慣化されてしまいます。「テニスって楽しい!」「トレーニングって気持ちいい!」と言う感覚が大切なのです。
その大きな理由は私たちの脳の働きにあります。脳は「快」を好んで「苦」を避ける傾向があります。簡単に言うと練習が楽しい、トレーニングが気持ちいいとなれば、脳はその「快」の感覚を簡単に受け入れ、「苦」であれば、脳にとっての報酬がなければ受け入れることが難しくなります。
その脳にとっての報酬とは「結果」です。「大会で優勝する」「体重を○○kgにする」「健康診断の数値を改善する」などです。これらは、達成した時にはドーパミンという脳内快楽物質が放出され、一時的に幸福感を得られますが、持続性はなく、また次の目標設定が必要となり、「苦」の無限ループに陥ります。
また、この「苦」に対して満足するような結果が得られなかった場合は著しくモティベーションが低下し、ますます脳がこの「苦」に対して拒否反応を示すようになり、厳しいトレーニングの継続が難しくなくなります。
アスリートが、体力的にはそれほどの衰えがなくてもモティベーション維持が難しく競技生活を終了するメカニズムはここにあります。逆に息の長いアスリートは、結果のみをモティベーションにするのではなく、自己成長であったり、競技そのものの楽しさを追い求めるなどであったりして、うまく脳の「快」を取り入れながら続けているのだと思います。もちろん私もそのタイプです。
さて、私の具体的な取り組みの話に戻します。練習時間は、オンコートでは1時間半から長くても3時間まで、筋力トレーニングは30分~45分程度で終えるようにして、もう少しやりたいかなというくらいで終えています。
それともう一つ工夫していることは、土曜日の少し長めのオンコートの練習とプールトレーニングを、日曜日の筋力トレーニングと温泉をセットにするなど、きつい練習(トレーニング)をした後に少し体をリカバリーするような心地よいメニューをセットで取り入れることで、脳が苦しいメニューであっても気持ちいい(楽しい)と感じられるようになります。
また、練習やトレーニングは通常午前中にすべて終わらせてしまいますので、昼ごはんは、自分の体にとって最高の美味しい食事を取って、午後からはゆっくりと自由時間を過ごすようにしています。
午前中頑張れば、美味しいご飯が食べられ、午後から自由時間を満喫できると思えば、多少きつい練習やトレーニングもより前向きに取り組めるようになり、習慣化が加速されるようになります。
習慣化が容易にできるようになれば次のステップとして、日々の生活にそれらをルーティーンとして完全に取り込んでいきます。ルーティーンとは「日々の流れ作業」です。流れ作業ですので、脳の思考力や意志力を必要としませんし、それらを行うことになんら苦痛を伴いません。
ここまでくると、日々の生活がイージーモードに突入し、自身の心身の調子の良さを実感していくことができるようになります。ただ、1点注意点があります。それは一度そのルーティーンから大きく外れてしまうと、またもう一度、元に戻すのはエネルギーがいるということです。
私事ですが、昨年の夏に家族全員がコロナに感染し、約1週間、ルーティーンから大きく外れた生活を送ることになったことで、元に戻すのにそれなりにエネルギーが要りました。病気や事故という突発的なことは致し方ないですが、そうでなければ、ルーティーンを大きく崩さないような生活に心がけるべきだと思います。
私は神習慣を日々の生活にルーティーンとして落とし込めるようになって、競技成績の向上は言わずもがな、生活の質が爆上がりしました。今後もこれを続けない理由は全くありませんので、死ぬまで続けていくと思います。
ただ、私のこういったやり方が万人にとって必ずしも正解でないことも理解していますので、自分がどのような生活を送りたいのか、どのように生きていきたいのか、どうすれば幸せと感じることができるのかということを考え、それぞれに合った神習慣を身につけていただくきっかけになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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