こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。今回から鉄人式働き方改革【人間関係編】PRAT1として、社会生活を営んでいくうえで最も重要なスキルである「人間関係」について話を進めていきます。
私も若いころは、空気が読めず、人間関係の構築に失敗し、落ち込んだり、悩んだりした経験が幾度もありましたが、現在は自分なりの考え方、距離感の取り方が確立され、人間関係で思い悩むことも少なくなり、それに伴って人生の充実度や幸福感も若いころと比べ物にならないほど向上しています。人間関係構築には絶対的な正解はありませんが、一つのヒントとしていただければ幸いです。
他人との人間関係とは社会の中で、というより人間生活を営んでいく中で避けては通れないものになります。働き方改革を実践していくことはもちろんのこと、より良い人生を歩んでいくために人間関係の構築や対応していくスキルはかなり重要なものになっていきます。
現在私自身は社会生活や家庭生活においてある程度良好な人間関係を築いていると自覚しています。それは人間関係における悩みがほとんどないということが大きな理由になりますが、私のことを万人が理解し、好き好んでいてくれてるとは同義ではありません。
もちろん人には合う人、合わない人がいますし、私自身も例外ではありません。そういう自分と波長が合わない方とでもうまく距離感を保って、お互いができるだけストレスなく歩んでいくことが人間関係における重要なスキルであると考えています。そのようなことを少しでもお伝えできればと思っています。
まずは人間関係と言われる人との関わりは主に家庭と大人であれば仕事、子どもであれば学校が中心となってきます。それ以外にも趣味や親戚、地域などの人間関係もありますが、関係が深いということになるとこの2つになるかと思います。
先にネガティブな話をすると、家庭での人間関係がうまくいかないと家庭不和、家庭内暴力、家族離散、離婚などという事態に陥りますし、仕事で上手くいかないと仕事が行き詰まり、心身に不調をきたし、休職や退職に追い込まれ、最悪の場合はうつ病を発症し、自ら命を絶つ事例も少なからず起こっています。
学校でもいじめや不登校、それに関連する自死などの問題の多くは人間関係のトラブルが起因しています。様々な場面での人間関係がありますが、今回のテーマはあくまでも「働きから改革」ということですので、自身が体験した職業生活の中での人間関係を中心に話を進めていきます。
これまで大学卒業してから約25年近く社会人生活を送ってきましたが、人間関係の構築が上手な人とそうでない人とたくさん接してきました。人間関係の構築が上手な人は誰とでも良好な関係を築け、仕事も要領よくこなしていけるタイプの人が多かったですが、人間関係の構築があまり上手でない人は、仕事でもうまくいかずに休職や退職という道を選ばざるを得ない人も少なからずおられました。それでは両者の違いはどういうところにあったのでしょうか。
人間的な優劣だったのかと言われればそれは明確に否定しなければいけません。むしろ休職や退職をされてしまった方の多くはとてもまじめで人間的には素晴らしい人が多かった印象があります。私が感じる違いは「ある事柄に対する受け止め方(認知)」にあったように思います。
私と同じ時期に事務局に転任した指導主事がおられました。彼は私よりも3つほど年上で真面目な非常に優秀な方でした。しかし、あることがきっかけでメンタルに不調をきたし休職し、結局その年度末に学校現場に戻っていかれました。そのきっかけとなった事柄が上司のパワハラでした。
ある出張で、彼の段取りの不手際があり、上司の機嫌を損ねました。するとそれ以降その上司は直属の部下である彼が傍にいるにもかかわらず、同行していた他課の職員に指示を出す嫌がらせを行うようになりました。そのことがきっかけとなり、その後彼は仕事を度々休むようになり、結局休職することになりました。
その上司の行為が彼は自らの存在そのものを否定されたと感じ、深く傷ついたようでした。実は私もその上司に別の場面で同じようなことをされましたが、仕事を休んだりすることはありませんでした。自分の方が図太い神経の持ち主だったというのは簡単ですが、彼との違いは上司のパワハラに対しての受け止め方の違い、つまり認知の違いだったと思います。
彼は「自己を否定された」と考え、私は「この人はこういう人だから気にしても仕方がない」と考えました。もちろん私も上司のその行為には気分が悪かったですが、そのように考えられたことで、自分を守ることができました。
あと、休職をされた多くの方に共通することが、悩みを自分で抱え込んでしまうことにあると思います。また、私のこれまでの経験では、休職される方は男性の方が圧倒的に多かった印象があります。
私自身もそうですが、男性は一般的に悩みや困ったことがあってもまずは、自分で何とかしようと自己解決を図ろうとする傾向があると思います。私も仕事上でのミスや上司からのパワハラがあっても家族には心配をかけまいと自己解決を図っていました。
一方で私の妻も教員をしていますが、職場での不満や仕事での失敗も含めちょっとしたことでもよく話をしてくれました。妻のように自分も気楽に話ができたらなと考えることもありましたが、当時は中々それができませんでした。
職場の中でも困ったことがあった時に気軽に相談や愚痴を聞いてくれる同僚や先輩、家族そしてカウンセラーなどの外部の専門家に相談できる環境を作っておくことが大切になってきます。
私も今では妻に「今日職場でこんなことあってんなー」と面白おかしく話すようにしています。適度に愚痴や相談を気の許せる他人に聞いてもらってガス抜きをする。これも人間関係を円滑に進め、自分を守るための大切なスキルのひとつです。
まとめ
・社会生活はもとより、よりよい人生を歩んでいくために人間関係の構築や対応のスキルは必須である
・世の中には自分の波長と合う人と合わない人がいることを理解しておく
・悩みや困ったことを他者に相談する環境を作っておくことも大切なスキルのひとつである
※ブログの感想やご意見ご質問などを下記のコメント欄にいただけると嬉しいです。多少お時間をいただく場合はありますが、必ず返信させていただきます。
テニス人気ブログランキングに参加中です。よろしければワンクリックをお願いします!
テニスランキング