こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。2024年も始まって1週間ほどたちました。ご存じの通り年明け早々の1日に石川県で震度6強の大地震があり、本日(8日)現在で150名を超える人命が奪われました。また、2日は羽田空港での飛行機衝突事故、3日は北九州市小倉での商店街の大火災など、暗いニュースで新年が幕を開けています。お亡くなりになられた方々にはお悔やみ申し上げるとともに被災された全ての方々に、お見舞いと1日も早く平穏な日々を取り戻せますよう心からお祈りしております。
さて、私事ですが、例年元日に妻の実家である新温泉町に帰省し、隣町の香美町にある但馬大仏(日本で第2番目の高さを誇り、内陣の各層には51体の大理石仏、金箔仏が安置されているお寺)に初詣に訪れています。そこで大線香を購入し、お祈りするのですが、大線香にはいろいろな種類の文字が刻印されており、「家内安全」「交通安全」「学業成就」「病気平癒」「健康第一」などがあります。
家族それぞれが思い思いにそれらを取って、お祈りしていましたが、私は毎年欠かさず「健康第一」を手に取っています。健康でなければテニスはおろか自分のやりたいこともできず、人生における満足度も上がっていきません。「1年間健康で(自分も家族も)充実した日々を過ごせますように。」毎年そのようにお祈りし、このお寺を後にしています。
家に帰ってテレビをつけるとある男性アスリートが今年の抱負を聞かれ、彼も「健康第一」と答えていました。私もベテランアスリートの一人として、競技上の目標はありますが、やはりそれ以前に根底にある目標は「健康第一」なのです。ただ、この「健康第一」という目標に対して、神頼みでも他人任せでもありません。
現在46歳という年齢ながら、未だに自分より一回りも二回りも若い選手と同じ土俵で勝負ができているのは、実年齢よりもずっと若い体の状態を維持し、心身ともに健康であるからに他なりません。前置きが随分と長くなりましたが、今回は私が実年齢よりもずっと若い心身の状態をキープしている5つの「神習慣」についてお話ししていきます。
~神習慣その1~ 低糖質高たんぱくな食事
最初の神習慣はやはり「食生活」です。以前のブログでも詳しく述べていますが、私は毎日ほぼ同じ内容の食事を摂り続けています。朝食はトマトジュースやたっぷりの野菜サラダ、ゆで卵、ギリシャヨーグルトやオートミール、昼食は鳥のささみの野菜炒め、豆腐、青魚(イワシ、さば、鮭など)雑穀米、豆乳、夕食も妻の作ってくれたおかずにキムチ納豆、青魚、ゆで卵などを加えて食べています。
昔は大好きだった唐揚げ、とんかつなどの揚げ物や脂質たっぷりのハンバーグなどはほとんど食べず、糖分たっぷりのドーナツや菓子パン、加糖入りジュースなどは一切口にしません。体を「糖化」させる食べ物(飲み物)を避けるだけで、「体がだるい」「疲れが取れない」「日中眠い」ということが一切なく、朝起きてから寝るまでフルパワーで活動できます。
~神習慣その2~ 午前中(早朝)の運動
食事の次は運動です。運動にはもちろんテニスの練習も含まれていますが、練習をしない日も朝必ず何らかの運動を行っています。その一つが「朝散歩」です。夏場であれば5時半ごろ、冬場であれば6時半ごろの少し明るくなってきた時間に自宅周辺を軽く10分~15分程度散歩します。
朝散歩には、精神を安定させる幸せホルモンの一つである「セロトニン」が分泌され、自律神経が整い、何とも言えない気持ちよさを感じることができます。朝に運動することによって、体のやる気スイッチがオンになり、その後の仕事も朝から非常にはかどります。
休日は早朝から2~3時間しっかり練習やトレーニングをして自宅に戻りますが、もう午前中にしっかり動いているので、後はボーナスタイムで、自分の好きなようにゆっくり時間を過ごすこともでき、非常に有意義な1日を過ごすことができます。
~神習慣その3~ 質の高い睡眠
食事、運動ときたら次は睡眠ですね。私は睡眠に関してもかなり拘りを持っています。その一つがより良い入眠を得るためのルーティーンにあります。大前提としてよりよい睡眠を取るためには、午前中から夕方にかけてアクティブに動いて、その後、夜から就寝時間にかけて交感神経から副交感神経を優位にしていくということです。
そのためにしていることが、就寝1時間半前から2時間前の入浴、入浴後のストレッチ、就寝前のマッサージ&マインドフルネス瞑想です。また、寝室の環境にも気を遣っていて、エアコンなどを使い、夏場では25℃、冬場では23℃に室温設定し、夜中に暑さや寒さで目が覚めないようにする、自分の体に合ったマットレスや枕を使う、リカバリーウェアを着て就寝するなどです。
これらの取り組みをしたうえで、毎日の睡眠の質をスマートウォッチでモニターし、問題があれば改善するようにしています。この取り組みを始めてから睡眠不足はもちろん、日中眠たくなることは皆無で、日中は非常に生産性の高い活動が送れるようになりました。
~神習慣その4~ フィットネスジムトレーニング&プールトレーニング
私はここ数年のフィットネスジムでのトレーニングとプールトレーニングを継続して行っています。フィットネスジムでは水曜日と日曜日に筋力トレーニングをそれ以外の平日は出勤前の早朝に約40分間、パワーストロークでの素振りやランニング、ストレッチなどを行っています。
プールトレーニングは土曜日に約45分間水中歩行や水中での素振りなどで体のバランス調整や体幹強化のトレーニングを行っています。筋力トレーニングを行う目的はもちろん競技力向上という前提がありますが、それ以上に40歳を過ぎると年1%ずつ筋量が減少していく下半身の筋力を維持向上させることにあります。
下半身の筋力を向上させると日常生活においても「疲れた」という感覚がほとんどなくなり、アクティブな毎日を過ごすことができるようになります。また、プールトレーニングでは、水中という陸上よりも体をコントロールしにくい環境でバランスを保ってまっすぐ歩くこと、体の中心(体軸)に意識を向けること、水圧で血行を良くして疲労物質などの老廃物を取り除くことなどを目的をとして行っており、以前よりもプレー中のバランス感覚の向上を実感しています。
~神習慣その5~ 温泉施設でのリカバリー
最後の神習慣は温泉施設でのリカバリーです。テニスをしている人の中には温泉に行くことが好きな人も多いと思います。特に今の寒い季節で温かい温泉に浸かることは至福の時ですが、私は寒い時期、暑い時期関係なく毎週末(日曜日)に必ず温泉施設に訪れます。
その目的は1週間の疲れをしっかりリカバリーし、週明けからまた仕事やテニスを全力で取り組める体の状態を作ることにあります。そのため、温泉施設では温冷交代浴から始まりサウナ、水風呂、外気浴、ジェット風呂でのマッサージなど1時間半から2時間ほどかけてしっかり行います。
その際、自分の体の状態に意識を向けて痛みやコリはないか、違和感はないかなど自分と向き合う大切な時間としています。また、リカバリーした日の夜はいつも以上に熟睡し、朝すっきり目覚めることができて、週明けからエンジン全開で仕事に向かうことができています。
「習慣化」には計り知れない力があります。ただ、習慣には体にとって「よい習慣」と「悪い習慣」があります。上記で紹介したよい習慣を継続できれば、確実に体が若返り一般的な同世代よりも体力的に充実することで1日にこなせるタスクが増大し、日々の充実度が増します。
逆に悪い習慣とは、飲酒、喫煙、睡眠不足、糖質過多の食事、運動不足などで、これらを続けていくと確実に体が老化していき、病気に罹患するリスクも高まります。多くの人が病気になってその時に初めて健康のありがたみに気づくのですが、後悔しても手遅れの場合もあります。
私は現在、自分史上最高の心身の状態だと自覚しています。精神面ではこれまでたくさんの人生経験を積んで、その時々での忍耐力、判断力、決断力が若いころと比べ物にならないほど向上し、メンタルコントロールも的確にできるようになっていますし、体力面では正しい習慣を身につけたおかげで、20年前とほぼ変わらない体型と体力の状態をキープしています。
今は毎日が本当に充実して楽しいのは、この「神習慣」を愚直に続けていることに他なりません。この先もずっとこの神習慣を続けて最高の心身の状態を保ち今年も1年「健康第一」で最高の年にしていきたいと思っています。次回はこの神習慣を続けていくためのちょっとしたコツについてお話していきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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