こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。最近、現在日常的に使用しているスマートウォッチ(ガーミンべニュー2)とは別に、OPPO Band2というスマートウォッチを購入しました。これは、他のスマートウォッチと同様にワークアウト測定がついているのですが、その中にテニスモードという機能が付いており、それを使うと、フォアハンド、バックハンド、サーブなどのスイング回数やスイングスピード、心拍ゾーンなどが記録され、練習効果や強度を客観的に見ることができます。
練習中にフォアが何回、バックが何回など数えたことはありませんが(そもそも数えられない)、それが数値で確認できるのはとても面白いです。自分の練習効果をデータとして確認できるとモティベーションも上がりますね。興味のある方は、私のTwitterでも簡単なレビューをしていますので、のぞいてみてください。https://twitter.com/gto7711091977 さて、今回は鉄人式若返りメソッド【メンテナンス編PART2】として「心のメンテナンス」についてお話ししていきます。
前回は「体のメンテナンス」で車のメンテナンスを例にお話をしてきました。今回は「心」なので、少し違った観点から考えることが大切です。なぜなら心は体以上に繊細で壊れやすいので、より丁寧にメンテナンスしてやる必要があるからです。心が健康でなければ、いくら体が動ける状態であっても、テニスコートにおいても日常生活においても自分の思い通りのパフォーマンスを発揮することはできません。
それどころか、心が不健康であった場合は体も不健康になり、最悪の場合は命を落とすことさえあります。逆に心が前向きであれば、体に多少の不調があってもそれをリカバリーすることはそれほど難しいことではありません。このようなことから私自身も「心」のメンテナンスには人一倍気を遣って生活しています。それでは心のメンテナンスについて私が普段実践していることをお伝えします。
1 自分の心の声(望み、苦しみ、喜び、怒り、悲しみ)にきちんと耳を傾ける
2 気持ちが乗らないときにはしなければいけないことがあったとしても休息することを考える
3 一人時間を確保する
4 自分の心が望まないことを無理にしない
5 日記を書く
私が好きな書籍にアメリカでテニスコーチをしているティモシー・ガルウェイさんが書かれた「インナーゲーム」があります。これは意識的顕在的な存在であるセルフ1と無意識的潜在的な存在であるセルフ2が自己の中に共存しており、セルフ1の悪い言動によって、セルフ2が委縮してしまいの本来の能力が発揮されないことが書かれています。
セルフ2の能力を最大限発揮させるためには、いかにセルフ1を沈黙させるかの方法論がとても面白く描かれており、何度も繰り返し読んでいました。興味のある方は手に取っていただけたらと思いますが、要は自分という人間の中に2人の人格が存在しいるということは、私自身も同意していますし、テニスコートではもちろん日常生活でもそれらの存在を意識する場面によく遭遇します。
私の認識の中では一人が理性的な自分、もう一人が本能的な自分の両者が存在していると言ったところでしょうか。テニスコートにおいては、積極的にトライしようとする自分、少し落ち着かせようとする自分、あるいは、緊張しすぎている自分、それを励まそうとする自分などいつも両者がうまくバランスを取りながら試合を進めています。
日常生活においても、何かをやりたいと思う気持ちや逆にやりたくない気持ちがあった時にその時の状況などを総合的に判断して物事を進めていますが、それもよくよく考えると心の中で2人の自分が折り合いをつけている状態であると思います。さて、このようなことを前提に1~5を簡単に説明していきます。
1 自分の心の声(望み、苦しみ、喜び、怒り、悲しみ)にきちんと耳を傾ける
日常生活ではもちろんのことテニスコートにおいても喜怒哀楽の感情は常に湧き出てきます。当たり前ですが、人生は自分の思い通りに行くことの方が少ないです。人の一番の悩み事は人間関係だと言われていますが、まさしく生活をしていくということは、家庭生活、社会生活において人間関係が中心となっており、それを避けて通ることはできません。
時には心無いことを言われて傷ついたり、信頼している人から裏切られて悲しんだり、自分の思い通りに動いてくれなくて腹が立ったり、逆にちょっとした一言で勇気づけられたり、褒められて喜んだり、そんな毎日ではないでしょうか。私は自分で言うのもなんですが、日常生活では比較的理性的であまり感情を表に出さないようにしていますが、時にはおもいっきり感情的になることも必要だと思っています。
そしてもう一つ大切にしていることが自分の「やりたい」と思ったことにできるだけ素直に従うようにしています。「この人と会いたい」「ここに行きたい」「こんなことしたい」その自分の心の欲求に対して素直に従うことで、心の充足や安定が図られ、気持ちからどんどん若返っていくと考えています。
2 気持ちが乗らないときにはしなければいけないことがあったとしても休息することを考える
いつもなら前向きに取り組めることでも時にはあまり気が乗らない時があります。日々の活動においては何をするにしてもそれなりのエネルギーが必要です。その活動を前向きに楽しみながら行っていくためには、心身ともに充足されている必要がありますが、そのパワーがでてこない場合は、何か満たされていない可能性があります。
体の疲れは十分に取れていない、仕事で何か失敗した、家庭で問題が起きた、心配事や不安があるなど原因が様々ですが、多くの場合はメンタルが疲弊していることが多いように思われます。そういう時は、その事柄に対して直接的に解決を図って不安を取り除いていくということも大切ですが、まずはゆっくりと休息を取ることを考えます。私の場合は、温泉に行ってお湯に浸かって何も考えずにひたすらボーっとすることにしています。そうすることで、精神的な休養が進み、物事を一つずつ整理ができるようになってきます。自分の心に負荷をかけ過ぎない。これはとても大切なことだと思います。
3 一人時間を確保する
社会生活を営むにあたって人間関係のしがらみを避けることはできません。もちろん人づきあいが嫌いとか、人と関わりたくないということではありませんが、やはり意識的にも無意識的にも他人に対していろんな気遣いをして生活していると思います。そういう生活をしていると時には、一人になりたいと思うこともあります。
私はもともと、どちらかと言えば内向的な性格なので、一人でいることが全く苦になりません。むしろ一人でいることの方が落ち着きますし、意識的に自分時間を確保するようにしています。自分時間を確保することで、世の中の喧騒から距離を置くこともできますし、何よりも自分の心の声に耳を傾けることができます。朝の家事の時間、朝散歩、通勤の車の中、入浴中、プールでの水中歩行、息子のレッスンの待ち時間をカフェで過ごすなど・・。自分にとってはとてもいい時間に感じています。
4 自分の心が望まないことを無理にしない
私が数年前に学校現場から教育委員会に転出した時、頑張ろうと思ったことがありました。それはアフターファイブのお付き合いでした。行政の世界は、体育会系のノリで一昔前の「飲みュケーション」という文化が当たり前に存在していました。多い時には週に3,4回も飲みに行くことがありましたが、せっかくこの世界に入ったのだから、好きではないけれどお酒も飲んで、上司や同僚との関係性を作って人脈を広げていこう、これも大切な仕事なんだと考えていました。
しかし、ある時、これは本当に自分のやりたいことなのだろうかとふと考えたときに、自分の心の答えは「No!」でした。好きでもないお酒を飲んで、それほど関わりたくない人間と時間を共有し、体に良くないものを無理に食べる。自分の心も体も病んでいくのが分かりました。
それ以降、アフターファイブの飲み会にはできるだけ参加しないようにし、公式な飲み会(忘年会や納涼会など)でもお酒は飲まないか、乾杯の時の一杯だけにするなどして飲酒を極力しないようにしました。もちろん二次会には参加せず、一次会で帰宅するようにしました。そうすることで、失ったものも多少あったのかもしれませんが、得たものの方がはるかに多かったと思います。今では飲み会に参加しないのは当然として、定時にきっちり退勤して、自分と家族のための「アフターファイブ」を大いに楽しんでいます。
5 日記を書く
私が10数年間続けている習慣の一つに就寝前にスケジュール長に数行の日記を書くということがあります。これは一日を振り返っていいことや悪いこと(失敗や嫌なことなど)を書き留めて、自分の気持ちを整理して次の日をできるだけポジティブに過ごそうという意図をもっています。
「3行ポジティブ日記」というものがありますが、それと似たようなコンセプトです。1日頑張ってくれた自分自身にねぎらいの言葉をかけて、明日もいい一日にしようという気持ちを込めて書いています。特に嫌な事や失敗したことがあった時には、それを書き留めることによって心を落ち着けることもできます。
心を若く保つ、若返らせるためには、自分の心の声に耳を傾け、自分のワクワクすることをする、逆にあまり気乗りしないことはできるだけしない、疲れてきたと思ったら適切に休養をとる、そんな当たり前のことを手を抜かずにやってあげることだと思います。
心が若返れば、体も若返ります。体が若返るとできることややりたいことが増えて人生の充実度や満足度が飛躍的に向上します。もちろんテニスにおいてもプラスの効果が絶大です。ぜひ、心の若返りを図って充実した楽しい人生を送っていきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。次回は「鉄人式若返りメソッド(好奇心編)」についてお話ししていきたいと思います。次回もよろしくお願いします!
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