こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。先々月から始めた本ブログも今回で50回目となりました!最初は週に2,3回更新出来たらいいかなと思っていましたが、なんやかんやでほぼ毎日更新して50回目を迎えました。まだまだ、うまく伝えきれていない部分はありますが、見ていただいているみなさんへ少しでも有益な情報を発信できるよう頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします!
さて50回の今回は対戦相手別攻略法【ネットプレータイプ編(前編)】についてお話しします。
私がジュニア時代だったころは、マッケンロー、エドバーグ、ベッカー、サンプラス、シュティッヒなどのネットプレーを主体とするプレーヤーが数多く活躍していましたが、現在のトッププロの世界では純粋なネットプレーヤーは本当に少なくなくなりました。ジュニアを含め若い選手を見ても世界的な流れからか、ネットプレーを主体としている選手はほぼ皆無とも言えます。
しかし、年齢が上がるにつれて、ネットプレーを主体とする選手は一定数存在しており、むしろ存在感を増している印象があります。普段ストローク主体の選手との対戦が多くなっているので、ネットプレーヤーに対しての何の対策も取らずに試合に入ると、リズムやテンポ、ゲーム運びの違いの面などからも、面食らってやられてしまうこともあります。
また、ネットプレーヤーは、自分のゲームプランが確立しているので、迷いなく向かってきます。そういうネットプレーヤーに対して、こちらもしっかり対策して、迎え撃ちましょう!まずは、このタイプの特徴をおさらいしてみましょう!
〇強力なサーブを主体とするネットプレータイプ
・サーブが速く力強く、サーブ&ボレーを得意とする
・長いラリーは好まず、チャンスがあれば、アプローチからネットにつく
・フォアはフラット系、バックはスライス系を打つことが多い
・横のフットワークより縦のフットワークの方が得意である
このような特徴を持つネットプレータイプのポイントパターン(傾向)を考えてみましょう!
・サーブのクオリティが高い選手が多く、エースやウイナーでポイントを取る
・サーブ&ボレー、リターンダッシュ、アプローチ&ネットなどネットについてポイントを取る
・フォアハンドはフラットのカウンターショットで、バックハンドはスライスで低くボールを滑らせミスを誘う
といった感じです。では、どういった対策を取ればいいのでしょうか。
1 サービス1本でポイントを取られないようにする
2 ネットに出てきたら足元に沈めて2本目でパスを狙う
3 ストローク戦ではスピードより深さと回転を重視する
4 先に左右に振っていく
5 バックハンドを狙ってネットにつく
それでは1つ1つ簡単に説明していきます!
1 サービス1本でポイントを取られないようにする
ネットプレーを主体するタイプの選手の多くは強力なサービスを持っています。そして、彼らが最もリズムが良くなるポイントの取り方は、サービスポイント(エースまたはウイナー)です。
これが決まりだすとプレーがさらにアグレッシブになっていき、サービスゲームはもちろんのことリターンゲームにおいてもどんどんこちらにプレッシャーをかけてくるようになり、まったく手がつけられなくなります。そうなる前にどのような手立てが必要でしょうか。
それは、ファーストリターンをなんとか相手のコートに返球し、簡単にポイントを終わらせないようにすることです。ただ、相手の明らかなナイスサーブは別として、十分に返球できる範囲にサービスが飛んできた場合はできるだけ力のあるリターンを返す必要があります。なぜなら、力のないリターンを返球してもサーブ&ボレーをしてきている場合など、簡単にボレーで決められてしまうからです。それでは、力強いリターンを返球するために必要なポイントはどんなことでしょうか。それは、
①予測
②ポジション
です。つまり、相手のサービスのコースと球種を予測し、それに応じた適切なポジション取りをするということです。特におすすめなのが、強力なサービスを打ってくる相手にはいつもより1メートルほど後ろに構えることです。
そうすることで、時間的余裕が生まれ、打点が遅れにくくなり、鋭いリターンを返すことが可能になります。また、サービス側から見てもポジションを後ろに下げることで、サービスポジションからの景色が変わり、力みにもつながります。相手のサービスポイントをできるだけ少なくしていくことが、ペースを引き込むことの第1歩ですので、まずは1球目のリターンに全集中力を注いでいきましょう!
2 ネットに出てきたら足元に沈めて2本目でパスを狙う
ネットプレーヤーがネットに出てくる一番大きな狙いは、ボレーで決めにいくのではなく、相手にプレッシャーをかけてミスをさせることにあります。1番でもお話ししましたが、相手が一番望むことは、1ショットでポイントが決まっていく展開です。
ネットに出てきた相手に対して、よほど簡単にパスが抜ける状況でなければ、まずは足元に1本目を沈めて、2本目のパスを狙う方が確率よくポイントを取ることができます。そうすることで、よりいいボレーを打たなければいけないとプレッシャーをかけることができ、ミスを誘うこともできます。相手がネットに出てきた際により確率よく返球するポイントは、
①ボールを最後まで見て引き付ける
②しっかり振り切ること
です。ボールを引き付けることで相手の動きを止めることができ、しっかり振り切ることでより回転量の多い球を返球することができます。とくかく簡単にポイントを取らせない、相手に1球でも多くボールを打たせることを常に意識してプレーしていきましょう!
残りは後編でお話しします。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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