こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。7月の全日本県予選も終えて、次は9月の日本スポーツマスターズ、そして二連覇のかかる全日本ベテランに向けて練習とトレーニングに精を出していている毎日です。

今回は「練習効果を最大限に高める振り返り方法」についてシェアしていきます。

勉強でも他のスポーツでも、成果を上げていくためには予習復習が大切です。生前、野村克也さんが「1日に試合を3回やっていた。」という趣旨のお話をされていました。

1回目は試合前の予習で、一人一人の打者に対してどのように攻めるかということをシミュレーションすること。2回目は本番の試合。そして3回目は復習で試合後にビデオを見ながら打者に対しての攻め方がどうだったかということの振り返るということでした。

この考え方をテニスにも当てはめて考えてみることにします。ただし、本番の試合はプロ野球のように年間130試合もあるわけではないので、本番の大会に加えて、普段のマッチ練習も本番の試合として扱うことにします。

予習・・今日の練習(試合)では、どんなことをテーマにして行うのかを整理したうえでコートに入る。(例:ショットの速度を落としてアンフォーストエラーを減らしていく、バックハンドのダウンザラインを多めに打っていく、1ゲームに2回はネットにつく、など)

本番・・その時のテーマに沿って全力で試合に臨む(マッチ練習でも)

復習・・主観的な振り返り(テニスノート)と客観的な振り返り(動画、テニスデータ)を行い、次回のテーマを決める。

〇これらを行うことのメリット

・テーマを明確にすることで、なんとなく練習に入ることがなくなり、目的のある練習ができる。

・テーマを持って試合をすることでただ単に勝った、負けたという結果ではなく、内容のあるゲームができるようになる。

・動画やテニスデータで自身のプレーを振り返ることは純粋に興味深く、プレーを客観視することで、成果と課題が明確になりやすい。

・次回の練習でのテーマを決めやすく、モティベーション向上にも役立つ。

この予習→実践→復習→のサイクルを行うことで、実際のオンコートの練習にそれほど多くの時間を割く必要がなく、疲労やケガの防止、オーバーワークによるモティベーション低下も防ぐことができ、空いた時間に必要なトレーニングも行うことができます。

テニスで成果を上げるためには、どれだけテニスに対して時間投下できたかということは否定しませんし、多くの方は、たくさんオンコートで練習した人、たくさんボールを打った人が成果を合上げる人とイメージされるかもしれません。

確かに、ジュニアやプロの選手は間違いなく当てはまると思いますが、ある程度技術が身につき、トレーニングよりもコンディショニングを重視していくベテラン選手にとっては、オンコート以外でどれだけテニスに時間を費やせたかということの方が大切です。

食事、睡眠の基本的には生活習慣を整えることは当然として、若いころのように長時間練習できない分、とことん効率性を重視し、体ではなく、頭と心を最大限使って、練習していく。

これこそが「練習効果を最大限高める」コツです。次回は練習中に撮影している「動画の活用方法」についてシェアしていきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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