こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。4月末から始まったGWが終わり、また普段の日常生活に戻っています。GW期間中は息子とサッカー観戦やテーマパークに行ったり、自身の試合があったり、妻の実家に帰省したりなど本当に有意義な時間を過ごすことができました。
私がGWやお盆休み、年末年始などに必ずすることが、空いている時間に自分の興味のある本をじっくり読むということです。日常でも1日の隙間時間に読書をすることを習慣化していますが、1日に何時間もじっくり読み込む時間がないので、長期休暇の時にまとめて読むことが多いです。
今回妻の実家に帰省した際に立ち寄った書店で目に留まった書籍は専修大学の教授でスポーツ心理学を専門とされている佐藤雅幸さんが書かれた「テニスの心理学」でした。書かれている内容はテニスに特化したものですし、自身の考え方と合わせていきながら読み進めていけましたので、とても勉強になりました。今回は、書籍の内容にも一部触れながら、自分自身のメンタルタフネスへの取り組みをお伝えしていきたいと思います。
まずは、私の昨年度以降の主な戦績を紹介します。
2022山陽オープンベテランテニス大会(40歳以上の部)優勝
2022関西ハードコートベテランテニス大会(40歳以上の部)優勝
2022関西オープンベテランテニス大会(40歳以上の部)優勝
2022全日本選手権兵庫県予選大会(一般)準優勝
2022全日本ベテランテニス大会(40歳以上の部)ベスト16
第34回全国スポーツ祭典テニス大会(一般男子シングルス) 優勝
2023SENKO CUP in Hyogo ITF World Tennis Masters Tour(40歳以上の部)優勝
2023山陽オープンベテランテニス大会(40歳以上の部)優勝
2023毎日オープンベテランテニス大会(40歳以上の部)優勝
昨年度以降でベテランの部(40歳以上)で負けたのは全日本ベテランの1回だけであとはすべて優勝しています。また、一般大会でも全国スポーツ祭典テニス大会での優勝をはじめ、上位に食い込むことができています。
ベテランの部で唯一負けた全日本ベテランについても後ほど触れることとして、なぜこれだけの圧倒的な成果をだすことができているかと言えば、その要因として「メンタルタフネス」であると言えることができると思います。「メンタルタフネス」とは一般的に「困難が降りかかったときに悪い感情に振り回されるのではなく、解決に向けた行動を起こせること」ということですが、私が考える「メンタルタフネス」とは
プレッシャーのかかる場面でも自分の力を最大限発揮できる能力
と考えています。言葉で言うのは簡単ですが、これはなかなか難しいことだと思います。例えばこういうことはありませんか?
・練習ではうまくいくのに本番では緊張してうまくいかない
・試合の中でもプレッシャーのかからない場面ではいいショットが打てるのに、ポイントどころで力が入ってしまい、ミスが多くなってしまう
・自分より強い相手に対してはノンプレッシャーでいいプレーができるのに、自分より同じくらいのレベルか低いレベルの選手に対しては、相手に合わせたプレーになってしまう
これは私自身も含め、多くの方が経験したことではないでしょうか。間違いなくテニスはうまいのに本番で中々結果を出せない人は、本当の意味でのメンタルタフネスを持ち合わせていないと言えます。それではメンタルタフネスを持ち合わせていくために必要なことは何でしょうか。
日々の積み重ねを大切にしていくこと(継続力)
自分と徹底的に向き合うこと(己の心身の状態を知る)
私が意識的に取り組んできたことは上記の2点です。「あなたの一番の強みは何ですか?」と尋ねられたら私は
「メンタルです」
と即座に答えます。自分のテニスのプレーの中での強みである「安定したストローク」でも「フットワーク」でもありません。なぜなら、一つ一つのプレーで言えば自分よりも勝っている人は多くいると思いますし、自分の中ではそれらが絶対的なものでないと認識しているからです。
それでは、「メンタルが自分の一番の強み」と自信を持って言える理由は何でしょうか。その理由は、「本番の試合において自分の実力を十分に発揮させることができる術を持っている」からです。相手が強かろうが弱かろうが、自分より年上だろうが年下だろうが関係なく、その日の調子の良し悪しはある中でも、自分のベストのプレーをやり続けることができます。
それが昨年度以降、出場大会において結果を出し続けている所以です。メンタルタフネスを持ち合わせてくると気持ちが切れて試合に負けるということがなくなります。最後まで諦めずプレーできるので、逆転勝ちも多くなりますし、競り合いにも強くなります。トーナメントで勝ち上がっていくと技術の差は小さくなってきますし、誰でも勝つチャンスはありますが、この能力のお陰で、多くの試合で勝ち切ることができています。
しかし、残念なことに「メンタルタフネス」は一朝一夕には身につけることができません。技術の取得も長い練習期間が必要なようにメンタルタフネスの習得にもそれなりに時間がかかります。ただ、技術の習得のためには基本的には、テニスコートに行ってたくさんボールを打つ必要がありますが、メンタルタフネスの習得は日常生活のあらゆる場面でトレーニングすることが可能なので、コツさえつかめば、ある程度早く身につけられる技術でもあります。
しかも、メンタルタフネスはテニスコートの中だけでなく、仕事や日常生活の中でも活かすことのできる汎用性のある技術ですので、身につけられれば、人生の質を大きく向上させることもできます。それでは次回以降にそのトレーニング方法について詳しくお話ししていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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