こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。全米オープンの男子シングルスが終了しました。アルカラス選手がルード選手をセットカウント3-1で下して、全米オープン初優勝に加え、史上最年少での世界ナンバー1が決定しました。これまで10数年続いたビッグ3(マレー選手も含めるとビッグ4)時代からアルカラス選手や決勝を戦ったルード選手はじめ、メドベージェフ選手、オジェアリアシム選手などの20代を中心とした若手に世代交代していくのでしょうか。ベテラン選手としてまだプレーしている自分としても、ジョコビッチ選手やナダル選手、錦織選手などのベテラン選手もまだまだ頑張ってほしいと思います。これから男子テニス界に目が離せませんね!

さて、35回の今回は「大会に向けての準備【当日編】」についてお話ししていきます。前回までで、大会に向けての技術的な調整や前日の準備についてお話ししてきました。ここまでくると、95%くらいは仕上がっているのですが、当日行うべき残り5%を怠ってしまうと、試合でのベストパフォーマンスを発揮できないことに繋がってしまうので、試合に入る直前までしっかり準備をしていきます。それでは、まず私の試合当日の行動、準備についてお伝えします!

まずは、自宅を出発するまでの時程です。

1 試合開始4時間前には起床する

2 試合開始3時間前には朝食を済ます

3 45分程度の軽い練習を行う

4 試合開始1時間~1時間半前に会場に到着するよう出発する

それでは、簡単に説明していきます!

1 試合開始4時間前には起床する

2 試合開始3時間前には朝食を済ます

1番2番まとめて説明します。これは試合当日のルーティーンの中でもほぼ不動の行動ですが、試合開始4時間前には起きて、3時間前には朝食を済ますということを行っています。理由は、体が起きてから完全に目覚めるつまり100%の状態になるまで4時間程度かかるということ、食事を摂ってから消化やエネルギーとなるまで2~3時間かかるという科学的な根拠に基づいているからです。

普段の練習でもさすがにここまでではありませんが、練習開始前1時間半~2時間前までには起床し、朝食を摂って練習に行くようにしています。ちなみに普段の練習では、食事を摂ってから実際の練習まで1時間程度しかありませんので、消化の良いもの(バナナ、ゆで卵、サラダ、オートミール、ヨーグルト)を摂取するようにしていますが、試合当日は、試合開始まで時間があるので、腹持ちのいい和食中心(焼き魚、ご飯、みそ汁、納豆など)の食事を摂るようにしています。

なお、会場に到着してからの食事の摂取は試合開始時間までの待ち時間の長い順に、お弁当(おにぎり等)【2時間前】→バナナ【1時間前】→エネルギーゼリー【30分前】を摂取して試合中にエネルギー切れを起こさないようこまめな摂取を心掛けています。

3 45分程度の軽い練習を行う

会場で事前のプラクティスができる場合や壁打ちなどがある場合、また、会場が遠方である場合などは行わないこともありますが、大抵、朝45分程度の軽い練習を行います。練習会場に到着して10分程度ランニングやストレッチ、30分程度基本練習、そして最後10分程度ポイントマッチという流れです。朝の練習で大切ポイントは

①試合と同じサーフェースで行うこと

②試合と同じボール(新球もしくはできるだけ新しいものを使用する)で行うこと

③体の状態やショットの感覚を確かめること

④全力の7割程度で行うこと

試合に向けてオンコートで行う最後の調整になるので、試合と同じ環境(コート、ボール)で行うこと、体とショットの感覚をしっかりと確かめることを目的として行うことが大切です。

4 試合開始1時間~1時間半前に会場に到着するよう出発する

練習が終わると一度自宅に帰ってシャワーなどを浴びていく場合もありますし、時間の都合で直接会場に行くこともありますが、会場には試合開始の遅くとも1時間前には到着するよう出発します。せっかくここまで準備をしても、試合開始時間に遅れたり、ぎりぎりの到着になってしまったりして気持ちが焦ってしまうと、これまでの努力が水の泡になってしまいかねないので、少し早く着きすぎるくらいを心掛けて出発しています。

それと車で会場に向かうことが多いのですが、美味しいコーヒーを用意し、好きなオーディオブックを聞きながら、会場までの道中もリラックスしながら楽しめるような工夫をしています。

さて、会場に到着し、いよいよ試合に向けて直前の準備をしていくことになります。それについては、次回の「大会に向けての準備【試合直前編】」でお話ししていきます。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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