こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。昨日、中学3年生になる娘の学内音楽コンクールを見に行ってきました。娘と同学年の子たちはコロナ禍の影響をもろに受けている世代で、小学校の卒業式も無観客&リモート、中学校に入っても行事という行事が中止や縮小で保護者としてもとても歯がゆい思いをしてきましたが、今回ようやく保護者も体育館に入って中学3年生の生徒のみなさんの一生懸命な歌声を聞くことができました。

自分の中学校時代のことを思い出し、また生徒のけなげな姿に心を打たれ、娘のクラスの出番の前にほぼ泣きかけていました(笑)結果、娘のクラスも優勝し、ダブルでいい思いをさせていただきました。ご指導いただいた先生方、そして生徒のみなさん本当にありがとうございました!さて、40回の今回はサーフェース別攻略法【オムニコート攻略編PRAT2】をお話ししていきます。

1 砂の散布状況によっては足元がかなり滑る(または全く滑らない)場合があるので、シューズを2種類用意する

2 基本的にはイレギュラーが少ないコートなので、まずはじっくりとラリーをしてリズムを作っていくことを考える

3 ボールが摩耗していくとコートの特性上ボールが飛ばなくなってくるので、打点を落とし過ぎないように、しっかり前で打つことを考える

4 ラリーが長くなるので、1球1球のクオリティを上げていくため、下半身中心で打つことを意識する(手打ちにならないように注意する)

5 比較的バウンドが読みやすいコートであるため、カウンターショットやライジングショットを積極的に打っていく

前回は2番までお話ししましたので、今回は3番から行きますね!

3 ボールが摩耗していくとコートの特性上ボールが飛ばなくなってくるので、打点を落とし過ぎないように、しっかり前で打つことを考える

オムニコートは雨天後でなければ基本的には球足が遅いことに特徴のあるコートです。ゲームの最初は、ボールが新しいこともあってテンポの速いラリーが展開されることもありますが、数ゲーム経過するとボールが摩耗し、反発力が弱まり、ボール速度が低下していきます。そうなると、必然的にテンポが遅くなりラリーが長くなっていきます。ラリーが長くなると体力が消耗しますし、私自身が普段トライしている、速いテンポで攻撃し、ゲームの主導権を握っていくテニスがやりにくくなってきますので、打点を落とさずにしっかり前に入ってテンポを落としすぎないよう意識しています。

4 ラリーが長くなるので、1球1球のクオリティを上げていくため、下半身中心で打つことを意識する(手打ちにならないように注意する)

上記の3の内容と重なるところがありますが、オムニコートでの試合では俗に言う「泥仕合」が度々展開されることがあります。これは、ボールの反発力が弱まったことにより、ラリーが延々とつながり、1ポイント1ポイントが非常に長くなり、技術勝負というより、体力勝負、メンタル勝負の装いを持つ試合のことです。

もちろん、こういう展開を望むのであれば、戦術的には正しいですし、普段のボールクオリティではかなわない相手でも「泥試合」に持ち込むことにより、上位の相手に対しても勝つこともできる戦い方になります。かくいう私も昔は体力に相当自信がありましたので、よく「泥仕合」に持ち込んで、相手をはめ殺していたこともあります(笑)

しかし、この戦術が通用しない相手がいます。それは、ショットクオリティが落ちない相手、つまりスローテンポに持ち込もうとしてもそれに付き合ってくれず、高いショットクオリティで自分のリズムやテンポで攻撃してくる相手です。試合経過による摩耗でボールの反発力やクオリティが落ちてもショットのクオリティが落ちないようにするためにはどうすればいいでしょうか。

それは、ボールに力を加えて打ち続けることです。そのためには「手打ち」ではなく、「下半身打ち」を徹底することです。「下半身打ち」とは、文字通り、両足や体幹の筋肉を使ってボールに力を伝えることです。これは普段の練習から意識的に行わなければいけませんが、これができるようになると終始ショットクオリティを落とさずラリーを続けることが可能となり、ボールが摩耗した後でもストローク力で相手を圧倒し、ゲームの主導権を握り続けることができます。

5 比較的バウンドが読みやすいコートであるため、カウンターショットやライジングショットを積極的に打っていく

4で述べた通り、下半身打ちができるようになるとラリーの主導権が握れるようになり、相手のボールが浅くなっていきます。その時に、ボールを待ちすぎて打点を落としてしまうとせっかくの攻撃のチャンスを失ってしまいますので、そこは、勇気をもってコートの中に入り、早いタイミングで攻撃していくことが重要です。

これはオムニコートのありがたい特性ですが、クレーコートのようにイレギュラーバウンドがなく、ハードコートのように跳ねすぎることもなく、ちょうどいいボールがいい高さに跳ねてくるので、カウンターやライジングショットが嵌りやすいコートでもあります。私も普段の練習においてもこのカウンターショットとライジングショットはオムニコートでは、有効な攻撃パターンとなるので、しっかりとトライするようにしています。

さて、1~5番で私自身のオムニコート攻略法についてお伝えしてきましたが、コートの特性や攻略法を意識して練習することで、勝率が高まることは間違いありませんので、1つでも2つでも参考にしていただけると幸いです。

私自身のことですが、来月の全日本ベテランもオムニコートで行われます。自分の練習していることが表現しやすいコートで今からとても楽しみにしています。試合の中でオムニコートの新たな攻略法が見つかったらブログで報告しますので、楽しみにしてください!それでは、次回は「ハードコート攻略法」をお伝えします。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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