こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。今朝、残念なニュースが飛び込んできました。グランドスラムで20回もの優勝を成し遂げたロジャー・フェデラー選手が自身のSNSで引退を発表されました。近年は膝の故障に苦しんでおり、昨年のウインブルドンを最後に戦線離脱し、リハビリをされていましたが、体力の限界を感じられ、引退を決意されたそうです。フェデラー選手の早いテンポのストロークや華麗なネットプレー、コートでの振舞いなど、まさにテニスプレーヤーとしても一人の人間としても超1流でしたね。復帰戦を楽しみにしていた身としては非常に残念ですが、フェデラー選手の第二の人生でのご活躍も期待したいですね。

さて、39回の今回はサーフェース別攻略法【オムニコート攻略編PRAT1】についてお話ししていきます。前回、多種多様なコートについての特徴についてお話ししました。その中でもオムニコートは日本で一番多くあるコートで、これまで参加してきた大会でもオムニコートが一番多くなっています。「オムニコートを制する者は、JOP大会を制す」と言っても過言ではありません。もう一度オムニコートの特徴をおさらいしてみます。

〇オムニコート

・日本では最も多くの大会で使用されている人工芝のコートである

晴天時は跳ねて、雨天時では滑りやすくなる

比較的ラリーが長くなる傾向がある

粘り強いストローカーに有利なコートである

天候によってコートの表情が変わるオムニコートですが、基本的に押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

1 砂の散布状況によっては足元がかなり滑る(または全く滑らない)場合があるので、シューズを2種類用意する

2 基本的にはイレギュラーが少ないコートなので、まずはじっくりとラリーをしてリズムを作っていくことを考える

3 ボールが摩耗していくとコートの特性上ボールが飛ばなくなってくるので、打点を落とし過ぎないように、しっかり前で打つことを考える

4 ラリーが長くなるので、1球1球のクオリティを落とさないように、下半身中心で打つことを意識する(手打ちにならないように注意する)

5 比較的バウンドが読みやすいコートであるため、カウンターショットやライジングショットを積極的に打っていく

それでは1つ1つ簡単に説明していきます!

1 砂の散布状況によっては足元がかなり滑る(または全く滑らない)場合があるので、シューズを2種類用意する

一言でオムニコートと言っても、人工芝の「毛」が長いコートや短いコート、砂が多いコートや少ないコートで、違うバウンド、違う滑り方をします。中には、同じ会場の中でも全く違う特性を持つオムニコートが併設されていることも珍しくありません。そのため、オムニコートでの試合はシューズを2足持っていくようにしています。1足は、新しいシューズ、もう1足は少し使っている古めのシューズです。砂の散布状況が少なければ、足元が滑りにくいので、古めのシューズを、散布量が多ければ、足元が滑りやすいので、新しいシューズで試合をするようにしています。テニスにおいてフットワークは最重要ポイントなので、試合前にはコート状態を必ず確認するようにしています。

2 基本的にはイレギュラーが少ないコートなので、まずはじっくりとラリーをしてリズムを作っていくことを考える

オムニコートは普段練習しているコートであるということもありますが、イレギュラーが少なくある程度バウンドが読みやすくラリーが続けやすいという印象があります。試合開始直後は緊張感があったり、相手と自分のストローク力の力関係を把握したりするため、少しスピードを抑えて、1球1球しっかりラリーをしてリズムを作っていくということを心掛けています。これはオムニコートに限る事ではありませんが、コートの状態にいち早くアジャストできた方が、試合を有利に進めていくことができますので、そのことは特に意識して取り組んでします。

残りはPART2でお話しします。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

テニス人気ブログランキングに参加中です。よろしければワンクリックをお願いします!


テニスランキング