こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。今回は鉄人式働き方改革【健康習慣編】PRAT3として前回お話しした「食う・寝る・遊ぶ(動く)」の「食う」の部分についてお話していきます。是非参考にしてください!
食事をすることは何物にも代えがたい幸せな時間であることは多くの人が共通に持っている人としての「本能」的な部分だと思います。もちろん私もその例外ではなく、食べることで人生を豊かにしてきたと自信を持って言えます。私は小学校3年生から始めたテニスを小・中・高・大・社会人と続けてきましたが、テニスというハードはスポーツのお陰もあり、小さいころからとにかくたくさん食べる子どもでした。
特に第二次性徴が始まる小学校高学年頃からの食欲はすさまじく、夕食では軽く1食で2合ほど食べていました。ハンバーガーのファーストフード店に行くとハンバーガー2つにポテトL2つが普通でした。中学校の時に親の職場のテニス同好会の練習によく混ぜてもらっていたのですが、練習が終わってからいくお好み焼き屋では、とん平焼き、モダン焼き、ご飯大盛をぺろりと完食していました。
高校では、昼の学食で、日替わり定食とカレーが日課で、食堂のおばちゃんも私があまりにも食べるので、何も言わなくても大盛カレーにしてくれていました。社会人の時に行ったご飯がお替り自由の某とんかつ屋さんで、とんかつ一切れに対してご飯1杯お代わりをして、最後は定員のお姉さんを少しキレさせたこともありました(笑)
私の食歴からも分かるように私は何よりもご飯が好きで、おかずさえあれば、いくらでもご飯を食べ続けることができました。これだけ食べても現役時代は、基礎代謝量と運動量のお陰で太ることは全くなかったのですが、自分の体形の変化に気づかされたのは、実業団を退職し、実家に戻って教員採用試験の勉強をしていた25歳の時に母親から言われた一言でした。
「あんた。最近ちょっとダブついてきたんとちゃう?」
「えっ?マジで!?」
すぐに洗面台の鏡の前で上半身裸の自分の姿を見てみると、確かに前までうっすら割れていた腹筋は完全にその姿を消し、あろうことか、お腹の周りにはタプタプのお肉が・・。
よくよく考えてみるとそれは当然の帰結で、実業団時代には1日の半分を練習時間にあて、仕事もして、非常にハードな毎日を過ごしていたので、消費カロリーも相当なものだったと思いますが、仕事を辞めて受験勉強に専念するようになってからは、試験勉強+α申し訳程度に軽く体を動かす程度。同じように食べていたら太るのは当たり前のことでした。
それともう一つ自分の体の変化を感じていました。それは、以前に比べて「非常に疲れやすくなった」ということでした。運動量もかなり落ちたので、体力的なこともそうなのですが、集中力が以前に比べて長続きしなくなったことの方が大きなことでした。
試験勉強をしていても、1時間もたたないうちにしんどくなって、休憩が必要になり、休憩していると知らない間にウトウトして気づいたら2時間以上昼寝をしていたこともありました。「なぜなんだろう?」と考え、太ってきていたこともあり、ご飯の量を少し減らしました。そうするとその症状は改善され、長時間の勉強にも集中力が持つようになりました。
当時はその理由がよく分からなかったのですが、今から考えるとおそらく自分の集中力の妨げとなっていたのは、糖質(炭水化物)摂取過多による血糖値の乱高下(血糖値スパイク)ではなかったのかと思います。
糖質が大量に体に入ると血液中の糖分が上昇し、それを下げるために膵臓のランゲルハンス島から大量のインスリンが分泌されるため、逆に血糖値が急激に下がることになり、低血糖状態に陥り、眠気や集中力の低下を招きます。
これを血糖値スパイクというのですが、この時、血管は急激な血糖値の乱高下のため負担がかかり、長期間これが続くと血管壁が傷つき、動脈硬化などの血管障害が起こる可能性が高まります。また、大量にインスリンが分泌されることで、体内の糖分が脂肪として蓄えられやすく、太りやすくなり糖尿病の発症リスクも高めます。
このような事実を十分認識できている現在では、適切な血糖値のコントロールに非常に気を遣って生活しています。また、以前はご飯とともに大好物であった唐揚げ、とんかつなどの揚げ物、ハンバーグやウインナーなどの加工肉、カルビ肉や豚バラ肉などの脂質の多い肉なども現在はほとんど食べません。これらの食べ物はご飯のおかずとしては最高の一品なのですが、体にとって優しい食品とは言えません。
唐揚げやとんかつなどは、油などで高温加熱調理をするためにパン粉などの炭水化物と肉のたんぱく質が結合し、AGEs(終末糖化産物)という体の老化を促進させる物質を発生し、日常的に摂取していくと体を「糖化」させ、体の「老化」を進行させていきます。
加工肉も大量の食品添加物が使用されていることが多く、WHO(世界保健機関)では、発がん性のリスクを明確に指摘しています。脂質の多い肉もコレステロールの値を上昇させ、動脈硬化のリスク要因となります。
結局のところ、私が現在、体力があり、非常に疲れにくく、病気にもほとんどかからない免疫力の高い非常にコスパのいい体の状態をキープしているのは、普段の食生活がすべてであると言っても過言ではありません。毎日食べる食品に対して「この食事が自分の体を作っている」という意識を持って、食材選び、食事作りをすることが本当に大切です。
ちなみに現在アスリートの私が食事に関して大切にしているフレーズに「食べることも練習」「食事作りが体づくり」があります。昔、一食でご飯2合食べていた者の言葉とは思えないかもしれませんが、この言葉にはアスリートとして結果を出すということ以前に健康的で効率的に活動できる体を作りたいという自分なりの思いを込めています。
一朝一夕では効果は出ませんが、正しい食事を長期間継続していると間違いなく体に良い変化を与えますので、一度ご自身の食生活を見直し、若くて効率的に動ける体を作っていきましょう!
まとめ
・炭水化物(ご飯や麺類など)を過剰に摂取すると確実に太る
・AGEsを多く含む食品、加工肉などは体の老化を早める
・食べたもので自分の体が作られているという意識を持つ
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