こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。今回は鉄人式働き方改革【健康習慣編】PRAT2として「食う・寝る・遊ぶ(動く)」は最強の健康習慣についてお話していきます。是非参考にしてください!
当然ですが、私たちは人間である以上加齢により体力の低下は避けることはできません。昔はどれだけ動いてもどれだけ疲れても1日寝たら体力もフル充電されて、何の問題もなく次の日もその次の日も同じように動けていたのですが、年齢を重ねるに従ってそうはいかなくなります。
20代前半のころに実業団選手として活動していた頃、年が10歳近く上の30歳過ぎの同じチームの先輩から「最近体力の衰えを感じるんだ」などの話をよく聞かされましたが、その当時の私ははっきり言ってその意味がよく分かりませんでした。「いやいや、先輩。うまいもの食って普通に寝たら次の日も同じように動けるでしょ!」「気持ちの問題じゃないんですか?」とさえ思っていました。
今から考えると当時の自分のあまりの無知さや想像力のなさに恥ずかしくなってきますが、それほど体力が衰えるという感覚がないほど元気いっぱいだったのでしょう。ただ、それを私自身が実感したのも30歳を過ぎた頃でした。26歳で教員に転職した後も1年に1回、県内の企業が参加する職域の団体戦に教員チームとしてお遊び程度の気持ちで出場していました。
さすがに一線を退いているとはいえ、元実業団選手の自分が県内の企業チームの選手に負けるわけがないと、高をくくっていたのですが、30歳を過ぎたころに出場した試合で、負けるわけがないと見くびっていた選手に屈辱的な逆転負けを食らってしまいました。
最後は足が全く動かず、息が上がり、相手の遅いチャンスボールのようなボールに対してもミスを連発しての自滅負けでした。今回はたまたまだろうと思っていたのですが、次の年も同じ相手と対戦し、今度は、簡単にストレートセットで負けてしまいました。
その時、初めて数年前当時の先輩が言っていた「体力が落ちてくる」ことはこういうことだったんだなと気づかされたのでした。その後も何度か同じ大会に出場するのですが、自分よりも若い元気な選手にはほとんど勝てなくなり、チームも少しずつ若返ってきたこともあり、シングルスは若い選手に任して、ダブルスメインで試合に出るようになりました。
40歳近くになったある年の大会で、ほぼダブルスメインで試合をしていた私にある若い選手から「今度対戦するチームは年齢高めの選手が多いので久しぶりにシングルスに出てもらえませんか?」と頼まれました。久しぶりのシングルスの試合に戸惑いはあったものの、自分よりも年上のおっさんに負けるわけがないと昔取った杵柄根性が顔を出して、「おう。任しといて。チンチンにやっつけてくるわ!」と意気揚々とコートに向かったのでした。自分の運命を変える試合だとはつゆ知らず・・。
コートで待っていた選手は小太りで明らかに私より5歳以上は上だと思われる風貌でした。相手選手は私のことを知っているようでしたが、私は相手選手のことは全く知らず、はっきり言って楽勝だろうと、負けることなど1%も考えていませんでした。
試合が始まって、1ゲーム目をあっさりと取られ、次のゲームも取られ、気づいたら1セットを2-6で落としていました。そのうち逆転できるだろうと、考えていたのもつかの間、2セットもあれよあれよという間にポイントを失い続け、気づけばゲームカウントは1-5で相手のマッチポイントになっていました。
マッチポイントで相手はネット前に絶妙なドロップショットを打ってきました。咄嗟に追いかけようとしたその瞬間、私の右の太もも裏が悲鳴を上げました。もちろんボールには追いつけずゲームセット&右足ハムストリング肉離れという自分のテニス人生上最も屈辱的な激痛を伴う敗北を喫したのでした。
敗戦に打ちひしがれている私に対戦相手の選手が優しく語りかけてくれました。
「きちんと練習とトレーニングすればまたすぐに元に戻るよ。頑張って!」
この出来事があって人生変わりました。
ビフォーアフターを思い出していただきたいので、もう一度申し上げますが、現在私は年齢別で日本ランキングトップの選手です。そのどん底の状態から今や20代や30代の若い選手とも対等に戦える体を取り戻しました。
もちろん同年代の選手と比べるとぶっちぎりにいい体の状態を維持しています。ちなみに私の年齢は現在46歳で、今年から45歳以上の部で出場していますが、昨年まであえて5歳若い40歳以上の部で出場しており、それでもぶっちぎりの体の状態でした。
話を戻しますが、その敗戦をきっかけにどうやったら昔のような体力を取り戻せるのだろうかと真剣に考えました。20代とは言わない、せめて同年代には負けない体力を身につけたい。試行錯誤した結果たどり着いた結論が正しい「食う・寝る・遊ぶ(動く)」を実践するということでした。
この“正しい”「食う・寝る・遊ぶ(動く)」を長期間コツコツと行ったことで、体がみるみるうちに若返り、どれだけハードに過ごしても疲れにくい、自分史上最高の体を手に入れました。次回紹介する“正しい”「食う・寝る・遊ぶ(動く)」を実践し、是非若い体を取り戻してください!
まとめ
・人は若い時にいくら体力があっても加齢に伴って例外なく衰える
・自分の動きイメージと実際の動きに乖離が生じていると実感した時こそ体力の衰えを感じる時である
・正しい「食う・寝る・遊ぶ(動く)」を実践すれば、若い体を取り戻せる
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