こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。今月の15日に更新された日本ランキング(40歳以上)で昨年9月以来の1位に復帰しました。1位になることが絶対無二の目標ではないのですが、自分の取り組んできた過程が結果として現れる数字ですので、間違いなく励みになりますし、自信にもなります。現在の取組みを継続していくとともにさらに深化させて、よりレベルアップしていきたいと思います。

さて、前回メンタルタフネスのすすめという話題で、メンタルタフネスが競技成績に大いに影響があること、それが一朝一夕には身につかないこと、トレーニングしていくことで向上していくことなどをお話ししました。今回は日常生活におけるメンタルタフネスを高めるトレーニング(考え方)をお伝えしていきたいと思います。

前回、メンタルタフネスとは、「プレッシャーのかかる場面でも自分の力を最大限発揮できる能力」ということであるとお伝えしました。もう少しかみ砕いていうと、「どのような環境下でも自分のベストを尽くせる力」ということです。

若かりし頃の自分はメンタルに大きな弱点を抱えていました。競り合いのゲームに弱く、特にゲーム形式がノーアドの時などはノーアドになった瞬間プレーが極端に消極的になって、相手のミス以外ではポイントが取れない状態になっていました。とにかく相手任せで、割り切ってプレーできず、大事なポイントを取り切れずに負けることが非常に多かった記憶があります。

現在の自分はというと、以前のような目の前のポイントをただ単に取りに行くというスタイルではなく、ゲーム全体を見通して、次のポイントをどのようにプレーすべきかということを考えられるようになりました。そのようなメンタルの持ち方ができるようになった結果、ポイントを取っても取られても気持ちを引きずることなく、次のポイントへ向かえるので、プレー全体の落ち着き感や安定感が増し、それに伴って競技成績も大幅に向上しました。

前置きが長くなりましたが、それではこの「どのような環境下でも自分のベストを尽くせる力」を日常生活においてどのように培っていけばいいのでしょうか。結論から申し上げますと

自分自身の意志のもと時間のコントロール感を持って1日24時間生活していく

ということです。

私たちは朝起きてから夜寝るまでに身支度、仕事、家事、育児、練習、食事、睡眠などの様々なタスクをこなしていかなければいけません。これらのことは、朝起きてからの24時間の間にそれらのタスクに対してどのように行動するかという判断を常に求められている状態ということなります。メンタルタフネスの第一歩としてそれらに対して受動的に捉えるのではなく、能動的に捉えるという意識を持つことが大切です。

例えば、朝何時に起床して、その後どのようなタスクをこなして、何時に出発するのか、練習は何時から何時まで誰とどんな課題を持って行うのか、その後出勤して、どんな仕事をするのか、何時に退勤して、帰ってからどんなタスクをこなすのか、そして何時に就寝するのか・・。すべての行動を成り行きではなく、自分の意志を持って行動すること、時間をしっかりコントロールして生活することです。

なぜこれが大切なのか。一番重要なことは「自分の意志で」ということになります。それは、実際の試合でも相手任せではなく、試合全体をコントロールしていくためには、自らの意志力がとても重要になってくるからです。

自分の意志でコントロール感を持ちながら日常生活を送ると日々の充実感や満足感が増すのと同時に、意志力を持って行動できる自分自身に対しても自信が持てるようになります。この過程はメンタルタフネスを習得するためにとても重要であると考えています。

平日は日中に仕事がある人が多いので、否応なしに、その時間帯は受動的、能動的に関わらず時間を拘束されるわけですので、何をしようかと迷うことはないかと思いますが、問題は休日の過ごし方になります。週末の土日で考えると24時間×2日=48時間が自分に与えられているわけですが、この時間を自身の管理下に置いてきちんを過ごしていくということが意志力を鍛える第1歩となります。

私は週末の過ごし方については、ある程度ルーティーン化していますので、一から考えるということはありませんが、それでも前日の金曜日には、朝何時に起床して、どこで誰と何時まで練習して、何時に帰ってきて、何時に食事して、午後から何をしてというようなことをある程度決めてから就寝するようにしています。もちろん分単位で正確に動いているわけではありませんが、何もすることがなくてただ単に時間が過ぎるのを待っているということはありません。

空き時間ができた場合は、YouTubepremiumで保存している動画を聞きながら、ストック食材(ゆで卵や野菜サラダなど)を作ったり、部屋の掃除をしたり、隙間時間を有効に活用し、自分与えられた時間を最大限有効活用するようにしています。

これができると、時間単位での気持ちや行動の切り替えがうまくできるようになり、意志力が磨かれていきます。また、意志力が身につくと「イエス・ノー」がはっきり言えるようになるので、他人の予定に振り回されることもなくなりますし、自分の与えられた時間の中で、できることとできないことの判断力も磨かれていきます。

この意志力や判断力は汎用性があり、日常生活のみならず、仕事やテニスコートの中などあらゆる場面で使える力になります。普段の日常生活で優柔不断で他人の考え方に振り回されている状態では、試合中のプレッシャーのかかる場面で的確な判断や意志をもってプレーすることは難しいと思います。まずは、1日の時間を自身の管理下のもとで能動的に過ごしてみるということを普段から意識して生活してみてください。

次回はメンタルタフネスのすすめ【仕事編】について詳しくお話ししていきたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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