こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。新年度が始まりましたね。新年度は新しい職員を招き入れ、新体制で業務がスタートしているところが多いかと思いますが、私が勤めている職場も多くの職員の入れ替わりがありました。特に私の所属する課は、私ともう一人の職員以外は、すべて入れ替わり雰囲気もがらりと変わりました。
私の好きな言葉のひとつに「縁」があります。新しく来られた職員のみなさんとの「縁」を大切に1年間しっかり頑張っていこうと決意を新たにしているところです。しかし、これだけの職員が入れ替わると流石に新年度明けてからの1週間はかなり忙しかったです。自分のやらなければいけない業務に加え、新しく来られた職員への指導・助言もあり、始業から終業まで目まぐるしい日々でした。
ただ、テニスで培った持ち前の体力と精神力、そして自分なりの仕事におけるタイムマネジメント術のおかげで、それほど残業もすることなく、心身ともに健康で1週間乗り切れ、週末には思う存分、来週から始まる試合に向けて質の高い練習もできました。今回は私が普段意識している鉄人式タイムマネジメント術【仕事編PRAT1】についてお話しします。
私は現在、県立のフリースクールで勤務していますが、元々は高等学校の保健体育の教員でした。教員がどうして学校ではなく、フリースクールに勤務しているかというと、7年前に学校現場から県教育委員会に転任したのがその理由で、現在も教育委員会の指導主事(学校や現場の教員を指導・助言する立場)として、教育委員会から派遣されて、現在の職場に勤めています。
巷では学校現場は「ブラック企業」として取り上げられることが多く、一昔前に比べ生徒や保護者の質も変容したことによる、児童生徒へのより細やかな指導や支援、保護者からのクレーム対応、文科省や教育委員会から下りてくる調査等への対応、年々増える事務処理そして休日出勤が当たり前の部活動指導など教員の労働環境は悪化の一途を辿っています。
私が所属している教育委員会も学校現場以上の「ブラック企業」で予算や議会対応の時期は午前様が当たり前で、22時に帰れたら早い方などと聞くこともありましたし、私と時期を同じく教育委員会に転任した同期の仲間たちの中には体調を崩して休職した人、教育委員会の仕事に耐えられず現場に戻った人、極端に白髪が増えて老け込んでしまった人など、それぞれとても苦労されている方が多いのも事実です。
かくいう私も、7年間の教育委員会時代の中では、心身共に疲弊し、食事がのどを通らず1か月で5キロほど体重が落ちたこともありましたし、気持ちが上がらず何をしても楽しく感じられず、突然涙が出たり、軽いうつ状態に陥っていた時期もありました。しかし、現在は心身ともに絶好調で、仕事とテニスをうまく両立し、充実した毎日を送れています。このようにかつてはとてもつらい時期を経験したものの現在は充実した仕事生活を送れている自分が意識している仕事に対する考え方についてお話しします。
1 仕事はあくまでも生活の一部であり、生活の全てではないこと
→仕事に人生の全てをかけることはしない。仕事もプライベートも充実させてこそ充実した人生であると考える。
2 仕事以上に自分の健康や家族の幸せが大切であること
→仕事でいくら成果を上げたとしても健康を害したり、家族との関係が壊れてしまったりしては意味がない。
3 仕事の成果は結果であり、仕事にかけた時間ではないこと
→勤務時間内でいかに効率的に仕事量をこなすか考える。時間をかけて(残業をして)頑張っているふりはしない。
4 残業前提で仕事をしない。基本は定時で仕事を終えること
→定時で仕事を終える意識を持って取り組むと集中力が向上する。残業前提だと結局ダラダラと仕事をしてしまう。
5 仕事を「死事」にしない。「志事」にできるよう努力すること
→仕事を単なるルーティンワークで終わらせず、自分なりの意味付け、意義付けを行って、自分の行う仕事に付加価値をつける。
私は教育委員会に転任したての頃は、現場を指導する立場として身を粉にして働かなければいけないと考えていた時期もありましたが、前述のとおり、心身に不調をきたし、この考え方が間違っていたことに気づきました。特に変わったのは時間管理に対する考え方でした。
これまでは、とにかく長時間働く人が仕事のできる人で、そういう姿勢を自分も周りの人に対して示していかないといけないと思っていましたが、現在は真逆で、「残業しないといけない人は仕事ができない人」と考えるようになりました。もちろん業務によっては残業が必須であることもありますが、基本的には効率的に仕事を進めることを第一に考えています。
効率的に仕事を進められたら、早く帰宅して家族との時間を持つこともできますし、次の日の早朝に練習があったとしても、早めの食事摂取と就寝で心身ともに万全の状態で練習に臨むことができます。今の自分はどちらかと言うと後者のために、効率的に仕事をこなしていると言っても過言ではないかもしれません。
しかし、ろくに仕事もせず(終わらせられず)さっさと帰宅していれば、周りの職員からの信頼も失い、誰も自分のテニスを応援してくれるどころか理解すらしてくれません。また、私自身、職場の全員が自分のテニスを応援してくれているわけではないと常に考えています。
ただ、自分がテニスの試合で一時的でも職場から離れることに対して「応援」はしてくれなくても「理解」はしてもらえるように普段の仕事で成果を出していくことは絶対に必要なことであると考えています。
あと、これは理想論と言われるかもしれませんが、仕事を仕事として割り切って毎日を過ごすのもなんだか悲しい気がします。せっかく縁があってこの仕事に就いたからには、少なくとも「ライスワーク(生活の糧を得るためだけの手段)」ではなく、「ライクワーク(仕事そのものが好きであること)」、できれば「ライフワーク(自分なりの意義や志をもって仕事に取り組むこと)」としていきたいと考えています。
そのためには、より効率的に仕事をこなし、長時間の残業することなく、心身共に健康で毎日を過ごすことが最低条件であるような気がします。少し長くなってきましたので、仕事を効率的にこなしていくために私が実践している仕事術の具体的な方法についてPART2でお話ししていきます。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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