こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。先日、ナイターでテニスをしてきました。メンバーは大学時代の1つ学年が上で、現在カリスマユーチューバーとして活躍されている方、松竹芸能所属のテニス芸人、そして高校時代に県大会3冠を達成された経験がある方とその息子さん(小5)と私の計5人でした。いつも孤独で自分と向き合って練習している身としては、時には真剣に時には笑顔もありという「エンジョイテニス」はとても新鮮で楽しかったです。また、機会があればぜひ集まりたいと思っています。さて、今回は大会レビュー編PART3として準決勝のレビューをお話ししていきます。

準 決 勝:7-6(2)

対戦相手:山本 諒  (静岡)

事前情報:テニスコーチ、県内大会優勝、本大会第1シード

プレースタイル

・ハードヒット型ストロークプレーヤー

・力強いフラット系のストロークを打ってくる

・サービスエースが取れるサービスを持っている

・ネットプレーも器用にこなす

・闘志をむき出しにプレーする

・力んでストロークミスをすることがある

戦  術

①サービスがよく、簡単にブレークできないので、サービスキープを大切にする

②構えて打たれると、苦しいラリー戦になるので先に攻撃を仕掛けていく

③速いボールには時にはカウンターショットで対応する

④サービス1本で取られないように、リターンを返していく

⑤相手のミスを誘えるように深くスピンの効いたボールを配球する

戦  況:

準々決勝では、強敵だったにもかかわらず各ショットの調子もよく、戦術もうまく嵌って快勝でき、自分なりに非常にいい流れで準決勝を迎えることができた。しかも、準々決勝の後、1時間以上の休憩時間もあったので、体力も回復しており、また、対戦相手のタイプ的にも、やり難さもなく、不安よりも自信の方が強かった。

しかし、ここに大きな落とし穴があった。それは、準決勝から「ナイトマッチ」となったことだった。この時期は、17時を過ぎたころから薄暗くなり、準決勝の開始時間も18時前となり、完全に空が暗くなり、ナイター設備の明かりで試合をせざるを得ない状況になっていた。もちろん太陽の光に比べ光量が弱いナイターでは、日中に比べ見えづらさがあり、普段ナイターで練習をしていない自分にとっては、非常にやりにくいシチュエーションだった。それは、試合前の練習時から、ボールの遠近感が全くつかめず、ボールをうまく捉えられないことからも、明白だった。

案の定、自身のサービスゲームから始まったゲームでは、日中なら全く問題ないであろうボールに対しても遠近感が掴めないことでミスを連発し、ブレークされ、2ゲーム目の相手のサービスゲームでも、相手の早いサーブやストロークに対応できず、簡単にキープされた。その流れで、第3ゲームもブレーク、第4ゲームもキープされ、あっという間に0-4となった。3セットマッチや8ゲームマッチなどの長期戦ならこういったスコアであっても逆転勝ちは十分可能だが、1セットマッチの短期戦で、2ブレークの0-4となった時点でかなり苦しい展開と言える。

しかも、第5ゲームの自分のサービスゲームでも2本のミスがあり、0-30となった。正直この時点で負けを覚悟していた。0-30からもファーストサーブがフォルト。相手はこちらのセカンドサーブに対してかなり前に構えていた。おそらくセカンドサーブを攻撃し、0-40とし、このままゲームを終わらせようとする意思があったのだと思う。もしそうなっていたら9割9分勝ちはなかっただろう。

しかし、こちらのセカンドサーブを叩いたリターンはネットにかかり15-30、その後も相手のミスが続き、何とかキープし1-4となった。この時点でも2ブレークの状態だったので、絶対的不利な状況に変わりないが、次の戦術を徹底することで、逆転勝ちの可能性に賭けた。それは、「とにかく飛んでくるボールをしっかり引き付けて相手の正面にラリーを続けていく」だった。

相手は勝ちを意識してか、ミスが早くなっていたので、敢えて主導権を相手に渡してミスを誘う作戦に出た。これがうまく嵌ってそこから相手のサービスを2ブレークし、4ゲーム連取し、5-4となった。そこからお互いのキープが続いて6-6タイブレークとなったが、後半はストローク戦になるとほぼ、ポイントを取れていたので、「サービスをしっかり入れること」「リターンミスをしないこと」だけがしっかりできれば負けることはないと考えていた。

タイブレークに入り、0-1から6ポイント連取し、マッチポイントを迎え、結局7-2で勝利した。自分のテニス人生の中でもここまでの逆転勝ちは記憶になく、それがこの大舞台で出せたことは、幸運であったと同時に諦めなければ何かを起こせると感じさせてくれた一戦だった。

気 づ き:

①ナイトマッチはいつも違うボールの見え方になるので、戦術もより、ローリスクなものでなくてはならなかった

②どれだけリードされていても諦めなければチャンスがあることが分かった

③流れを掴んだ時に、それを再び相手に返さないためには、アンフォーストエラーを極力しないことの重要性に気づいた     

大逆転勝利で、次はいよいよ決勝戦。当日5試合目となり、体も限界に近づいていました。心身ともに最後の力を振り絞って闘った決勝戦も1時間を超える激戦となりました。そのレビューは次回お伝えします。

最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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