こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。前回お伝えした通り、私は初戦で敗退し、既に神戸市にある自宅へ帰宅しています。正直まだ、現実を受け止められていない自分がいることも事実で、試合のことが頭を離れない状態です。
ただ、今回の試合の反省や課題の洗い出しはだいぶできたので、明日からの練習でしっかり取り組んでいきたいと思います。さて、58回の今回は「全日本ベテラン選手権【観戦編】」をお伝えします。
今回私の試合は名古屋会場で行われました。名古屋会場では40、50、60、70、80の年齢別が、福岡会場では35、45、55、65、75、85の年齢別の試合が行われています。大会も後半になってきており、既に優勝者が決定している種目もあります。各年齢別のトップアスリートの闘いは本当に見どころが多く、勉強になることがたくさんあります。その中で私が対戦または観戦して感じた強いベテラン選手の特徴5選をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
強いベテラン選手の特徴5選
1 姿勢がいい
2 懐が深い
3 技術の引き出しが多い
4 切り替えが早い
5 最後まで諦めない
1 姿勢がいい
やはりフィジカルの部分ですが、体の軸が真っすぐでショットを打つ時のバランスが非常にいいです。バランスがいいということは、効率的な打ち方ができるので、必然的にミスが少なくクオリティの高いショットが打てることになります。姿勢をよくするためには体幹や下半身の安定が必要で、しっかりとトレーニングされているはずです。
2 懐が深い
ミスが多い人と少ない人の大きな違いのひとつに「懐の深さ」があります。もっと簡単に言うと、早打ちにならず、自分の得意とするゾーンまでボールをしっかり引き付けて打てるということです。「懐が深い」ということは「落ち着いて最後までボールを見ることができる」という精神的余裕があることも表しています。
3 技術の引き出しが多い
トーナメントを勝ち上がる選手はベースとするプレースタイルはあるものの基本的にはオールラウンドで、すべてのショットを状況に応じて適切に使い分けることができます。特に年齢が上がるにつれて絶対的なパワーが衰えていく分、技術でカバーしていく必要があります。強い選手はまるで詰将棋をしているかのように、相手を左右に振って短くなったボールをアプローチし、ボレーで決めてしまいます。そのプレーは芸術的でもあります。
4 切り替えが早い
強い選手は終わった(取られた)ポイントのことを次のポイントに引きずりません。そういうことを考えても何のプラスにもならないことをわかっているかのように、淡々とプレーしています。もちろん、ポイントによっては感情をあらわにする場合もありますが、次のポイントでは、何もなかったようにプレーしています。精神的安定=プレーの安定なのです。
5 最後まで諦めない
これはボールを最後まで追うというポイントごとのプレーについてもそうですが、劣勢になった場合でも、逆転の糸口を見つけるため努力し続けることができます。あきらめの早い選手は絶対に勝ち上がることができません。これは当たり前のようで、中々難しいのですが、優勝する選手は逆転勝ちが非常に多いのも事実です。「諦めたらそれで終わり、諦めなければ何か起こる。」それを分かっているのでしょう。
基本的なことかもしれませんが、強い選手は上記の5つを高いレベルで実践しています。これを実践していけば、プレーのレベルが上がり、勝率が高まることは間違いありませんので、簡単ではないかもしれませんが、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
次回は「大会後の練習で取り組むべきこと」をお伝えします。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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