こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。関西は朝から快晴でしたが、九州では台風14号の活発な雨雲がかかっており、かなりの雨量になっているところもあるようです。地球温暖化の影響があるのかもしれませんが、近年、台風の発生数が増え、規模もかなり大きく、強くなるものが多いような気がします。台風の備えを十分にして被害を最小限にできるようお互いに気を付けていきたいですね。

さて、41回の今回は、サーフェース別攻略法【ハードコート攻略編PRAT1】をお話ししていきます。前回、オムニコート攻略法についてお話ししました。ハードコートもオムニコートほどではありませんが、国内大会で頻繁に使用されているコートになります。私自身も5月に行われたハードコートのJOP大会に出場し、優勝しましたが、実は以前はハードコートに少し苦手意識がありました。苦手克服するためにハードコートでの練習機会を増やし、今日お話しする攻略法を頭において、実践した結果、ハードコートが得意になり、プレーの幅も広がりました。さて、前置きが長くなりましたのでそろそろ本題に入っていきましょう!最初にもう一度ハードコートの特徴をおさらいしてみます。

〇ハードコート

・世界中で一般的に使用されているコートである

・同じハードコートであっても、表面のコーティングにより球速度が異なる

・硬い素材のためボールが高く跳ねやすく、完全な平面となるためイレギュラーバウンドしない

ライジングショットが打ちやすく、高く跳ねるサーブも有効になるコートである

コーティングによって速さや跳ね方が変わるコートですが、一般的なハードコート(大阪の江坂テニスセンターや三木のブルボンビーンズドーム)を想定し、基本的に押さえておきたいポイントを以下のとおりお伝えします。

1 下半身のダイナミックストレッチ等を中心に他のコート以上にアップを入念に行う

2 バウンドが高く弾むので、待って打つのではなく、できるだけ打点を前にして打つ

3 相手の打点を遅らせるため、エッグボールを有効に使う

4 積極的にネットプレーにトライするなど、先に先に攻撃していく意識でプレーしていく。

5 イレギュラーバウンドが皆無のコートであるため、カウンターショットやライジングショットを積極的に打っていく

それでは1つ1つ簡単に説明していきます!

1 下半身のダイナミックストレッチ等を中心に他のコート以上にアップを入念に行う

ハードコートで一番気を付けなければいけないことが試合中(練習中もそうです)のケガになります。オムニコートやクレーコートは表面が柔らかく、ストップ&ゴーの場面においてもある程度滑ってくれるので、足腰への負担はそれほど大きくないのですが、ハードコートは一気にブレーキがかかるので、足腰への負担が大きいのに加え、足首の捻挫等のケガが起こりやすいコートでもあります。

試合のためにコートに入るとケガのことまで気を回らないので、試合前の準備運動をいつも以上に入念に行います。その中でも特に足首のストレッチは必須です。左右前後とゆっくりと呼吸を止めずにストレッチします。また、ハードコートでは疲労がたまりやすい股関節もいつも以上に入念にストレッチします。これらを入念に行うことで、ケガの不安がある程度解消され、気兼ねなく動くことができるので、試合により集中して臨むことができるようになります。間違っても準備運動なし、または簡単に手首足首だけを軽くストレッチして試合に入るということはないようにしてください!

2 バウンドが高く弾むので、待って打つのではなく、できるだけ打点を前にして打つ

オムニコートの後にハードコートで練習すると意識していても必ずと言っていいほど打点が遅れます。それほど、ハードコートは高く弾んで速くボールが飛んできます。ボールを待っていては、打点が遅れ、質の高いショットが打てなくなり、相手に主導権を握られてしまいます。ボールが高く弾んでくる前にできるだけ力が加わりやすいお腹から胸くらいの打点で打つために、いつもよりもテークバックをコンパクトに打点を前にして打つ意識をもってラリーしていきます。

これがうまく打てるようになると、相手の力を利用したショットが返せるようになるので、ショットのクオリティも向上し、ミスも少なくなっていきます。試合前にハードコートでの練習機会がある場合は、こういったことを意識して取り組むと、ハードコート特有の高く弾む速いコートにも早く順応することができます。

もちろん、すべてのボールを自分の思い通りの打点で打つことは不可能ですので、高く弾むボールを打たれたら、一度しっかり下がって自分の一番力が入る打点で打つことが大切です。ハードコートで最も避けたいのが、中途半端なポジションを取ることで、肩付近の一番力の入らない打点で打たされ続けて球が浅くなり、相手にラリーをコントロールされてしまうことですので、そこは十分に注意してください。

残りはPART2でお話しします。最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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