こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。今週末から日本スポーツマスターズ、姫路市民大会、全日本ベテランと毎週重要な大会が続いていき、当然、この時期は1年間で一番重要な時期と捉えて調整を行っています。今回は重要な大会に向けての調整法についてシェアしていきます。
〇大会の位置づけ(優先順位)
上記の通り、今週末から大会が続いていきますが、具体的なスケジュールからお話しします。
日本スポーツマスターズ(35歳以上S)・・9月20日(土)~23日(火)
姫路市民(一般S)・・9月28日(日)、10月5日(日)
全日本ベテラン(45歳以上S)・・10月7日(火)~11日(土)
上記のような試合日程の中で、もちろんすべての大会で優勝できればいいのですが、しっかりと優先順位をつけて試合に臨まないとピーキングを最重要の大会に持っていくことが難しくなります。
私自身のことにはなりますが、大きな大会を終えると一時的にパフォーマンスが低下することがあります。それは、その大会に向けて調整し、大会を通して心身の疲労が限界を超え、大会終了後に回復期に入るからだと考えています。
また、加齢に伴ってそのあたりの回復力も以前に比べ時間がかかるようになったと感じることもあります。
つまり、この3大会を全て勝つつもりで全力を出し切ることは現実的ではなく、この3大会でしっかりと優先順位をつけたうえで取り組む必要があります。
それではこの3大会の優先順位と大会の位置づけについてお話しします。
①全日本ベテラン・・勝つために心技体の状態をピークに持っていく。
②日本スポーツマスターズ・・若い選手に対して自身の攻撃的なテニスが通用するかどうか。
③姫路市民大会・・全日本ベテランに向けての調整的な大会。
①全日本ベテランは言わずもがな、同年代の日本一を決める最も格式の高い大会で、全ての選手が目標にしている大会であり、それは私自身も同じ思いです。現状、この大会に勝つために他の大会の出場を含め、調整していると言っても過言ではありません。
②日本スポーツマスターズは35歳以上(男子シングルス)の都道府県の代表選手が集って日本一を決める大会で、全日本ベテランほどではないにしろ、歴史と格式のある大会です。最高成績は2年前の準優勝なので、今年はチャンスがあれば優勝を狙いたいと思っています。
ただ、年齢区分が35歳以上ということもあり、全日本ベテラン以上に高いレベルの選手と対戦する可能性が高く、「勝ちに行く」というよりは「チャレンジする」という意味合いが強く、そういう意味で楽しみな大会でもあります。
③姫路市民大会は、姫路市に所属している一般の選手が集う大会で、若くて勢いのある選手が多く参加しています。昨年度は日本スポーツマスターズと日程が重複していましたが、今年は1週間日程が遅くなった関係で、日本スポーツマスターズとの両立が可能になりました。
昨年度は本大会で優勝し、2連覇を目指す大会となりますが、前述のとおり、スケジュール的に全ての試合を全力で臨むことは難しいので、全日本ベテランの調整的な位置づけとして無理のない範囲でトライしたいと考えています。
〇心技体の調整
大会の位置づけが決まれば、それにむけて心技体を調整していくことになります。まずは、「心」ですが、心は「モティベーション」でもあり、「大会に向けてのエネルギー」ということも言えます。
例えばこの試合を「勝ちに行く」と考えれば、緊張感が高まり、心のエネルギーもたくさん消費することになりますが、「チャレンジする」「調整のため」と考えれば、自然と心のエネルギーをセーブすることができます。
もちろんどの大会でもゲームに入る前は緊張しますし、ゲームが始まれば全力を尽くすことは同じなのですが、大会やゲームの位置づけによってゲーム前後の心の消費エネルギーが全く違ってきます。
心のエネルギーは重要なゲーム、重要なポイントでより必要となり、無限に湧いてくるものではないので、常に全力投球ではなく、メリハリをつけることは意識すべきポイントであると考えています。
次に「体」ですが、これも「心」以上にエネルギーは有限であり、コンディションが悪ければ、直接パフォーマンスの低下に繋がりますので、試合前は慎重に調整しています。
普段は週末にある程度追い込んでトレーニングし、その疲れが完全に抜けきらない状態で週明けを迎えることが多いですが、大会の1週間ほど前には、トレーニング量を減らし、疲れが残らない状態で週明けを迎えています。
トレーニングも完全に生活の一部となっていて、完全に止めてしまうのはリズムがくるってしまうので、負荷量を減らしたり、素振りなどの別のトレーニングに変えたりしながら調整しています。
最後に「技」ですが、試合2週間ほど前から使える技術、今はまだ少し使いこなすのが難しい技術を自身の調子も含めまとめていきます。
そして、1週間ほど前から立ち上がりをスムーズに入っていくことや自分のポイントパターンを確認していくことを繰り返し、マッチ練習で行います。
基本練習においても打点やインパクト、フォロースルーなどを1球1球自身の感覚を合わせてフィードバックしていきます。
〇試合当日に向けて
ここまでやれば後は、試合当日コートで全力を尽くせるように、グリップテープの張替えやガットの調達など用具の準備や当日の行程や会場での練習計画などを含め、画竜点睛を欠くことがないように最後までやり切っていきます。
個人的なことですが、明後日からの日本スポーツマスターズに向けて、全ての準備はやり切れたと感じています。結果は相手はいることですので、勝敗はコントロールできませんが、ここに向かうまでの過程は自身で完全にコントロールできます。
そこをどれだけやり切れるかが、大会が終わった時に結果以上に自分自身にとって大切なことであると考えています。
結果、内容ともに満足してまた神戸に帰ってこれるよう全力を尽くしてきます!
最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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