こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。今回は「練習と試合のギャップを少なくするために意識すること」についてシェアしていきます。

6月の関西オープンを終えて、次は7月の全日本県予選(一般)に向けて練習を続けていますが、いつも考えていることが、「練習と試合の感覚のギャップを少なくすること」ということです。

もちろん練習中に本番の試合と全く同じ緊張感で行うことは難しいですし、どこまで練習で突き詰めてもそこは=にはならないのですが、「なぜ、練習中はうまくできるのに試合ではうまくできないのか」という理由(理屈)が理解できれば、ある程度の対策は取れると考えています。

以前の大会レビューでもお伝えした通り、大会期間中は感覚があまりよくない中での試合が多く、次の大会に向けては、感覚をしっかり戻すことと、試合と練習のギャップを理屈として理解していくことをテーマとして取り組んでいてある程度の答えは見つかってきていると感じでいます。

それでは、練習をする中で感じていることをシェアしていきます

〇ボールを引き付ける距離感

〇打ち終わった後の準備

〇ボールをどのようにとらえるかという判断

です。一つずつ簡単に説明します。

〇ボールを引き付ける距離感

時々、ボールがコートに収まらないということから本番のコートが練習のコートよりも狭く感じることがあります。もちろん物理的な大きさに変わらないのですが、心理的部分が影響しています。

その理由は、試合の時は必ず最初からニューボールを使用することもありますが、一番は、「ボールの引きつけが甘い」ということが挙げられると思います。

ボールの引きつけが甘いと球離れが早く、ボールにうまく回転がかからず、コートにボールが収まりにくくなります。

本番の試合は「強いボールを返球しなければ」と考えてしまうことで、ボールを引きつけることよりも早くラケットを振り出すことを考えがちです。

このギャップを解消するため、練習では「ボールをしっかり引きつけて打つ」ということをより意識して取り組んでいます。

それと同時にテークバックの時点でどれだけ脱力できているかということも意識しています。

〇打ち終わった後の準備

練習では多少のミスショットは相手がうまくフォローしてくれますが、本番の試合では、その時点でラリーが終わってしまいます。そのため、本番ではどうしても打ち終わった自身のボールの行方が気になり、動きが止まったり、上体が浮き上がったりします。

動きが止まったり上体が浮いてしまうと、ラリー全体のリズムがでなかったり、ミスに繋がったりしますので、「打った後すぐに動く」であったり、「姿勢を常に低くして動く」などを意識して練習しています。

〇ボールをどのようにとらえるかという判断

ミスには2種類あって一つは「技術エラー」もう一つは「判断エラー」です。もちろんこの二つが絡み合ってエラーが出ることもありますが、本番でのミスは「判断エラー」に起因することが多いように思います。

テニスコート上における判断とは「ここで強気にネットプレーに行く」「相手がコートの後方に位置しているので、短いボールを配球する」などの「戦術に関係する判断」と相手から返球されるボールに対して、どのような入り方をして、どの種類のボールを返球していくかという「技術に関係する判断」があります。

マッチ練習では、戦術的な判断を、基本練習では技術的な判断を意識してすべきですが、戦術的な判断を実際にポイントに結びつけるためには、技術的な判断がまずは大切になってきます。

具体的には、

「このボールに対しては前に入って強く打つのがいいのか、下がってしっかり回転をかけて深く返球すべきか」

「相手の打ってきたボールはどのような回転でどの位置で打つことができるのか」

「その場合フラットで打つのか、スピンで打つのか、スライス打つのか」

などです。

本番の試合では、攻撃に行く場面で守備的なショットを選択したり、逆に我慢してラリーしなければいけない場面で無理に打ちに行ったりして失点したりということがよく起こります。

結局、勝敗の分かれ道は、このような判断がどれだけ適切にそして冷静に行えるかということです。

練習中に意識することはもちろんのこと、練習後に動画を見ながら、その時々の判断が正しかったのかどうか、もし判断が誤っていた場合は、なぜそのような判断をしたのかという理由まで振り返るようにしています。

練習と試合のギャップに悩まれている方はぜひ参考にしていただきたいと思います。次回は、より効果的な練習をするための「練習の振り返り方法」についてシェアしてきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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