こんにちは。鉄人blogに訪れていただきありがとうございます。今回は「モティベーションの保ち方」についてシェアしていきます。

大目標であった全日本ベテランを終えて、はや3週間以上経ちました。昨年も同じことを感じましたが、1年間で一番大きな大会が終了し、一番心配だったことが、自分の心の状態でした。

また以前と同じような情熱をもってテニスができるのか、トレーニングもきちんと再開できるのか、など主に「モティベーション」に関することでした。

プロ選手が大きな大会終えた後や目標を達成した後に高いモティベーションを保つことができず、パフォーマンスを大幅に低下させたり、競技を一時的に休養したりすることがあります。

私自身はプロ選手ではありませんが、全日本ベテランは私にとっては最も重要な大会であり、大目標であった大会であり、その大会を終え、一つの大きな目標を達成したことには変わりはありません。

来年のこの大会までは1年近くの期間があり、どのような姿勢でテニスと向き合っていくのかというのが自身の大きな課題でもありました。

結論、現在は通常通りの練習とトレーニングを再開し、以前にも増して高いモティベーションで取り組んでいるとも言えます。

そこで今の自分の心の状態やモティベーションを落とさない考え方について自分なりの考えをシェアしていきたいと思います。

〇モティベーションを保つために大切にしている考え方 

①目標は持ちつつ、結果に固執しない

②自分のテニスがどうすればもっと良くなるか(楽しくなるか)を考える

③テニスというスポーツの本質的な楽しみを忘れない

④練習やトレーニングは自分の心と体を健康にし、人生を豊かにしてくれるものと心得る

⑤テニスができる環境や目標に向かえる心と体の状態に常に感謝する

1つずつ簡単に説明していきます。

①目標は持ちつつ、結果に固執しない

目標を持つことは練習やトレーニングの強力なエンジンになることは間違いありません。

私自身も全日本ベテランをはじめいろんな大会に出場し、その大会で成果を上げることを目標にしているからこそ、練習やトレーニング、食事管理などが当たり前のようにできていると思います。

ただ、プロ選手のように「大会に勝つこと」のみに目標をフォーカスしてしまうと、結果が出ているうちはまだいいにしろ、結果が出なくなってきた時に八方ふさがりのようになり、練習やトレーニングが非常に苦しいものに変わってしまいます。

私自身も20代のころに実業団に数年間所属していましたが、最後の数か月間は試合でも全く勝てない時期があり、モティベーションが上がらず練習やトレーニングをすることが非常に苦痛に感じていました。

「何のために練習しているんだろう。」「このトレーニングをやる意味があるのかな。」などの思考回路になってテニスが全く楽しくなくなり、試合もさらに勝てなくなり負のループに陥りました。

今はたまたま結果が出ている状態ですが、もし、目標の大会で負けてしまったとしても結果のみで自身のこれまでの取り組みを評価しないようにしています。

②自分のテニスがどうすればもっと良くなるか(楽しくなるか)を考える

前回のブログでも、優勝という結果は100点満点でしたが、内容は65点だったということを触れました。「結果よければすべてよし」「結果オーライ」という言葉がありますが、それは自身の課題を見えにくくしてしまう言葉でもあります。

野村克也さんが生前「勝負に不思議な勝ちあり。不思議な負けなし。」ということを言われていました。

「たまたまうまくいった勝ちはあっても、たまたまうまくいかなかった負けはない」 という意味だと思いますが、「結果ではなく内容にしっかり目を向けよ」という自戒の言葉として私自身は捉えています。

今回の全日本ベテランでできなかったことを次の大会でできるよう現在はそこに意識を向けて練習に取り組んでいます。

③テニスというスポーツの本質的な楽しみを忘れない

テニスというスポーツはネット越しに相手と打ち合ってポイントを取り合うゲームですが、「勝敗」を決めるゲームという部分での楽しさ(厳しさや苦しさも)もある一方、純粋にボールをネット越しに相手と打ち合うという本質的な楽しさ、気持ちよさがあります。

そこには基本的に苦しさや粘り強さなどの要素は必要なく、打ち終わった一瞬一瞬の爽快感や気持ちよさなどがあるはずです。

今日もテニスコートに行って「気持ちよく打ち合いたい。」「かっこいいフォームで打ちたい。」といった勝ち負け以前のそんな本質的な楽しみを常に忘れないようにしています。

④練習やトレーニングは自分の心と体を健康にし、人生を豊かにしてくれるものと心得る

現在も練習やトレーニングを再際しているとお話ししましたが、その究極の目的は何かと問われた時に私は「テニスのパフォーマンスを向上させること」ではなく「豊かな人生を歩むために必要不可欠なもの」と答えます。

テニスのため、試合で結果を残すためだけに練習やトレーニングをしているならテニスの試合が出られなくなったとしたらやっている意味がなくなってしまいますが、万が一そのような環境になったとしても練習やトレーニングは続けていくと思います。

練習やトレーニングは人生を豊かにするための手段であって、それだけが目的ではないのです。

私自身は普段から最大の資産はお金ではなく、自身の健康な心身であると考えていますので、練習やトレーニングを終えたあとはその自身の健康という資産がまた積みあがったという根源的な喜びを感じています。

⑤テニスができる環境や目標に向かえる心と体の状態に常に感謝する

今年の全日本ベテランの優勝を決めたあと、自身の感情で驚いたことがありました。

今年は相手選手の突然の棄権というあっけない幕切れとなってしまったこともありましたが、昨年初めて優勝した時のような心の底から湧き上がる感情の爆発がありませんでした。

もちろん嬉しかったですし、やり切ったという達成感や充実感はありましたが、どちらかというと非常に冷静な感情でした。

これは、一度優勝していたことで、同じような体験に対しては、脳が非常に冷静にその事象を捉えていたのではないかと思います。

つまり感動の閾値が上がり、脳内の快楽物質であるドーパミンが以前ほどではなくなったとも言えます。

これは来年もし3連覇を達成したとしても初めて優勝した時のような感動はないのかなと考えています。

つまり、これからも全日本ベテラン優勝という目標だけを追いかけてもキリがなく、また、そのためだけに頑張れないとも感じました。

現在、全日本ベテラン3連覇という目標に向かえるということは非常に幸せなことでそれはもちろん大切にしたいですが、それ以前に日々元気にテニスコートに立てる自分の心身の状態や練習できるコートや練習してくれる仲間がいる環境に常に感謝しようと考えています。

「今日もテニスができる!」そんな喜びが現在の私を支えています。

最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!

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